60歳からいきいきと輝く 音楽生活のすすめ
(著) 新堀寛己
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[商品について]
―音楽は、貴方の人生の健康と生きがいをもたらしてくれる―
日本人は世界的にみても「幸福感」が低いと言われています。長年勤めた会社を定年退職して、これからの人生は楽しく幸せに生きていこうと思っていても、どうすれば「楽しく幸せ」なのか分からない方も多くいます。本書は、そんな「セカンドライフを充実させたい」けれど「どうしたらいいのか分からない」方のために、ギター音楽院で多くの生徒に音楽に触れる喜びを伝えてきた著者が、これからの人生を健康で楽しく生きるアドバイスを詰め込んだ「新堀的音楽生活」のすすめです。
[目次]
はじめに
第1章 生きがいとしての音楽が、あなたの余生を左右する
日本人は「幸福感」が低い?
物質的な豊かさより、国民の幸せを大切にするブータン
幸せな余生を送るには、自分で努力をする必要がある
幸せを得るには、なによりも「生きがい」が不可欠
生きがいは健康長寿をもたらすものが望ましい
心の健康のためには音楽が最適である
入水自殺を図った若者に、音楽が希望を与えた
長野県民と沖縄県民が長寿である理由
女性の方が長寿なのも音楽の効果?
音楽家には80歳以上の長寿が多い
音楽はガンにも影響を与える?
地獄のような戦争の日々を救ったのも音楽
コクのある人生――音楽は進化する喜びをもたらす
第2章 音楽が身体に与える影響と「幸福感」の関係
科学の進歩によって明らかになってきた音楽の謎
音楽を聴くと脳内のアルファ波が強まる
脳内ホルモン――ベータ・エンドルフィンが幸せをもたらす
左脳のストレスを右脳=音楽脳がやわらげてくれる
音楽をやめると怒りっぽくなるのはなぜ?
音楽の力によって実力以上の力を発揮できる
右脳を使う演奏者は聴衆をより幸せにできる
音楽は脳全体に刺激を与える
モーツァルトの音楽は草花の発育も促す!?
モーツァルト効果の秘密は4000ヘルツの周波数にある
命をすり減らすほど努力していたモーツァルト
ベトナム戦争で突然に親を失い失語症となった子どもが言葉を取り戻した
100歳を超えた日野原医師も失語症に音楽を用いた
認知症の患者が音楽を聴いて歌い出した
認知症の予防にも絶大な効果を発揮した
刺激が脳内に次々と新しい回路をつくり出す
音響振動学が明かした音楽の秘密とは
音響振動学は音楽療法にも活発に用いられている
第3章 60歳から始める音楽生活入門
どの音楽を聴けばよいの? どの楽器を選べばよいの?
生きがいづくりに一番向く楽器
ギターは親しみやすく覚えるのも簡単
ギターには6000年以上の長く厚い歴史がある
歴史が長いギターはより多くの満足感を与えてくれる
変わりゆく人生にもついてきてくれる楽器
脳と身体を刺激し、健康長寿を実現してくれる楽器
ギターは脳をノックする
音響振動学が明らかにしたギターの秘密
5度の倍音が全身の細胞を活性化する
フルハーモニーで奏でればより効果が増す
ギターを使ったミュージックセラピーはアメリカでも盛ん
心が疲れた時には「癒やしのセラピー」
勇気がほしい時には「元気のセラピー」
他人と触れ合いたい時は「愛しのセラピー」
ライブのもたらす躍動感は格別
コンサート会場の長椅子を通じて共感し合う
正装してコンサートを楽しもう
チャップリンの山高帽と燕尾服が教えてくれるもの
ロンドンのタクシーの車高が高いのも山高帽と関係があった
DVDを活用すればギターはすぐに弾けるようになる
ギターは各自の身体に合わせてつくってもらえる
間違いをおそれずギターを手に取ろう
ギターとドレミファはいつからあるの?
ギターを手に神に祈りを捧げたメソポタミアの古代人
罪を犯した人間に女神が与えてくれたのがギターだった
山の民と水辺の民が平和を約束した時、そこにはギターがあった
古代エジプト遺跡の壁画の中にもギターがあった
ドレミファをつくったのは半神人?
世界の人々がドレミファに親しんでいるのはなぜ?
ドレミファはキリスト教とともに発展してきた
教会の中から外へとドレミファは広がっていった
第4章 仲間とともに音楽を学べば、いくつになっても成長できる
仲間と楽しめば音楽のもたらす幸福は最高になる
ギターならオーケストラも気軽に楽しむことができる
ギターは合奏の方が独奏よりも歴史が古い
合奏は進歩を互いに確認し、ともに喜び合う楽しみを与えてくれる
ギターオーケストラは、聴く人にも計りしれない幸せをもたらす
ギターオーケストラが持つ、人生の縮図のような場と味わい
アルトギターはギターオーケストラの主役
ギターピックに針をはりつけ弾き始めた画期的なチェンバロギター
ギタロンの導入はメキシコオリンピックがきっかけ
音楽を生きがいとする人生の素晴らしさ
みなで音楽を聴き、語り合うことは至福の喜び
音楽を楽しむとアンチエイジング・若返りにも影響が
音楽の生活化は日本でも実現されつつある
戦後、ギターを教育の場に導入しようとしたが……
音楽の本場、ロンドンでギターオーケストラが大成功を収める
音大の教育には問題が多い
モーツァルト、ベートーヴェンをクラシックって決めつけていいの?
ジャンルにとらわれなければ音楽はもっと楽しくなる
人生は進化を楽しむ旅、一歩足を踏み出そう!
おわりに
著者略歴
[担当からのコメント]
何かひとつでも楽器が弾けたらいいな、と思ったことはありませんか。きっとそこには「好きな音楽や曲が弾けたら楽しい」という直感があったのではないかと思います。その直感は間違っていません。音楽は、本当に楽しいものです。1日の時間をほとんど自由に使えるのなら、尚更です。本書をきっかけに、ぜひ「音楽生活」への一歩を踏み出してみてください。
[著者略歴]
新堀 寛己(にいぼり ひろき)
芸術学、哲学博士。
学校法人新堀学園専門学校国際新堀芸術学院理事長。株式会社新堀ギターアカデミー(新堀ギター音楽院)代表取締役会長。
東京・麻布生まれ、杉並で育つ。幼少の頃からとくにアンサンブルに興味を示し、第二次世界大戦中の小学校時代から合奏団のリーダーとなる。高校時代にはオペレッタも上演し、作曲・編曲だけでなく自分の求めるニューサウンドを実現するために、楽器の改良考案も多く手掛ける。
1957年、「心の糧になる良い音楽を全ての人々へ」の理念のもと、新堀ギター音楽院を創立。以来、独自に開発した27種のオリジナル楽器で編成されたギターオーケストラは、「新堀メソード」として愛好者の輪が広がり、現在世界27カ国で取り入れられている。
1961年から25年間は国立音楽大学で新堀メソードが採用され、教鞭をとる。
世界各国からの受賞や称号も多く(80回)、とくに近年は「国際芸術文化賞」「世界芸術栄誉奉仕賞」「世界平和芸術栄誉章」「国際グランプリ」各受賞・受章の他、日本赤十字、ユニセフ、国連・軍縮委員会認定のNGO、2006年にはダライ・ラマ、米国大統領から、2007年にはローマ法王から表彰を受ける。
指揮者としては1974年、女性合奏団「ザ・ドリマーズ」英国公演を筆頭に、スペイン、フランス、ドイツ、ポーランド、アメリカ、中国、オーストラリア、東南アジアなど世界各国で演奏を続け、現在も精力的に活動中である。
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