3びきのこぐま

(著) 榎戸正人

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作品詳細

[商品について]
―地震にも負けない木の家のように、つよくやさしい3匹のくまたち―
「ぼくたちも おおきくなったんだから ひとりひとり じぶんのいえをつくろうよ」
いちばん大きなくまのお兄さんは、弟たちにそう言いました。3匹のくまの兄弟は、それぞれ好きな材料で、自分の思うように家を作りました。そこに山からいじわるなオオカミが現れて、大きな息で家をこわそうとはじめたものだから、さあたいへん――。もの作りの大切さや人へのやさしさがつまった、くまの兄弟とオオカミの心あたたまる物語。

[担当からのコメント]
意地悪で世知辛い現実を作るのは大人たちですが、子どもの心はやわらかく純粋です。五重塔のように日本の木造建築はしなやかな耐震構造を持っていますが、私たちの心もそうありたいものだと本書は思わせてくれます。しなやかでやわらかい心を感じさせてくれるこの物語、子どもと大人、親子そろってお薦めしたい作品です。

[著者略歴]
榎戸正人(えのきど・まさと)
 
昭和28年、東京、新木場の材木問屋、(株)榎戸材木店の四代目として生まれる。
昭和53年8月、私立武蔵大学4年の在学中、その年に日本でオープン化されたツーバイフォー工法の取り扱いを開始するため、(株)榎戸材木店に入社。千葉県浦安市に開設されたツーバイフォー部材センターで資材販売に従事したが、ツーバイフォー住宅の問題点を悟り、部材の取扱をやめ新木場の本社に戻り、米材原木、製品の担当となる。その後も日本の気候風土にあった住宅に関心を持ち、現在の木造住宅の在り方に疑問を呈する一方、「木の語り部」として住宅に木材を使うことの大切さを訴え続けている。

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