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［絵本］かーかーからす──飛べないからすと子どもたち

(著) 鶴田幸作

作品詳細

［商品について］
―からすの子どもは、どんな夢をみたのだろう―
小学校の運動場のかたすみで子どもたちが見つけたそのからすは、くちばしや足が折れ曲がっていて、とても飛ぶことができそうにありませんでした。動物のお医者さんが言うには、この幼いからすはお母さん鳥が公害で汚れた水を飲んでいたために、こんな飛べない体で生まれてきたということでした。長生きはできないかもしれないそのからすを、子どもたちは教室で飼うことにしました。きっといつか羽ばたける、その未来を信じてーー実際にあった話をもとに、子どもたちのやさしさと生きることの尊さを温もりのある絵にのせて描いた、せつなくも心にしみる命の物語。

［担当からのコメント］
実話がもとになったこの物語の背後には、私たちが考えなければならない自然と人の営みの問題があります。その意味で本書は、子どもだけでなく大人にとっても考えさせられる内容になっています。ぜひ親子で読んでいただきたい作品です。

［著者プロフィール］
鶴田　幸作（つるた　こうさく）