[短編パロディ]世相笑論ニッポン列島さかさま物語ーとかくこの世は生きづらい:総理大臣からギャル、野球選手まで
(著) 小山唯史
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―日本列島、ジョークの串で姿焼き!―
逮捕された16歳の女子高生と75歳の老人、イマドキの「援助交際」の中身とは?
医療過誤を防止するために導入された手術現場の実況生中継が、お茶の間に届けるものとは?
アメリカが保有しているという大量破壊兵器BSEの牛を見つけるため、遂に自衛隊の海外派遣に踏み切ったオオイズミ総理は、国会での野党との激しい論戦の中で何を語るのか?
実力派ジャーナリストが現代ニッポンの政治・経済・社会をパロってパロってパロりまくる!「何かヘン」をひとヒネリ、マジメに笑いに変えてお届けする、ホントは笑えないパロディ短編集。
[目次]
まえがき
●01 援助交際は、なぜ悪い ――これが、今どきの「問題世代」だ
●02 財政再建の決め手を見つけた ――スポンサーが王様の国
●03 花の「ご入園」 ――幼稚園児みたいな大学生みたいな幼稚園児
●04 衝撃スクープ「熱愛」発覚 ――ワイドショー政治
●05 これが目に入らぬか ――ニッポン健康狂時代
●06 こちら手術室です ――頻発する医療ミスをなくす法
●07 かくして「国技」は守られた ――あの一言はこの人にこそ言って欲しかった
●08 これがセクハラの真実だ ――弱きもの汝の名はオ○○なり
●09 断じて屈してはならぬ ――自衛隊は海外派遣すべきか?
●10 甲子園のヒーローはいかにして生まれたか ――どこよりも逆境の地に育ち
●11 銀行は生まれ変われるか ――1億総フリーター社会
●12 それでも私は信じたい ――ああ、占い全盛時代
●13 捕らえてみれば我がコ……なり ――許せない! 史上最大の詐欺事件
●14 ガンほど恐いものはない ――そして誰もいなくなった……
●15 プロ野球に未来はあるか? ――「巨人さえあればいい!」のかな?
●16 ある待合室で…… ――日本ダイエット狂騒曲
あとがき「電子書籍のための野暮な解説」
[担当からのコメント]
社会の問題に切り込むには剛腕を活かした直球勝負という手もあれば、変幻自在の変化球で勝負するという手もあります。本書は(ブラック)ユーモアという魔球で、ニッポン社会に変幻自在に切り込んでいきます。予測不能の魔球に翻弄されながらも、読後にじわりと効いてくるブラックさが病みつきになる本書、ぜひご一読ください。
[著者プロフィール]
小山 唯史(こやま・ただし)
ジャーナリスト。早稲田大学政経学部卒業。
月刊誌、週刊誌の記者として幅広い分野で取材・執筆し署名記事を発表している。
主な著書・共著書
『名勝負伝説』(光文社文庫)、『疑惑の相続人 田中真紀子』(光文社)、『巨人軍タブー事件史』(宝島社文庫)など。
近年は、北朝鮮による拉致問題にも取り組み、家族会が著者となっている唯一の記録本『家族』(光文社)の取材・構成なども担当。
糸井重里萬流コピー塾名取。
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