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［改訂］化学熱力学ーー材料系学生のための物理化学

(著) 香山滉一郎

作品詳細

［商品について］
―材料系学生必読の書―
物理学の一分野である熱力学を相平衡や化学平衡など化学の分野に応用し、反応速度学や分子構造論と共に物理化学を構成する重要な柱の一つとなっている化学熱力学。本書では、初学者には分かりにくいとされるこの化学熱力学を、気体の標準状態を１barの仮想的理想気体として式の展開を行い一貫した論理展開を維持しながら、基礎用語の説明、熱力学第１法則から電解質溶液の熱力学、電気化学まで丁寧に解説していく。前著『化学熱力学』の改訂版として、材料系の学生の学習書あるいは研究者や技術者の参考書としてもお役立ていただける一書。

［目次］
1 章　序論一基礎用語の説明
2 章　熱力学第1法則
3 章　熱力学第2法則と第3法則
4 章　平衡の条件と熱力学的諸関係式
5 章　1成分系の相平衡
6 章　均一混合物（その1)
7 章　化学ポテンシャルと活量
8 章　化学平衡
9章　相律
10 章　化学平衡図（その1)
11 章　均一混合物（その2)
12 章　2 成分系の相平衡
13 章　電解質溶液の熱力学
14 章　電気化学系
15 章　化学平衡図（その2)
参考書
索引

［担当からのコメント］
例えば電池などのように、化学熱力学は私たちの生活の重要な技術基盤のひとつとなっています。本書は学部生や研究者を対象にした書籍ですが、現代の科学技術を理解したいという一般の方にもお楽しみいただける内容となっていると思います。ぜひご一読ください。

［著者紹介］
香山滉一郎
元兵庫県立大学大学院工学研究科物質系工学専攻教授
現兵庫県立大学名誉教授
簡略紹介文
化学熱力学は，材料の本質や材料製造法を学ぶ上で欠くことの出来ない基礎科目である．
ともすれば分かりにくいとされる化学熱力学を，さまざまな工夫をこらして分かりやすく
解き明かした本書は，材料系学生のみならず，研究者・技術者にとって，頼りになる一冊
である．本書は，旧版『材料系学生の化学熱力学』及び『化学熱力学』の改訂版であり，
さらに読み易くかつ理解しやすく工夫されている．