[写真集]SLの瞬間(とき)――蒸気機関車が生きていた時代と「大畑のループ線」
(著) 阪田收
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―煙とともに目の前を、あの日の蒸気機関車が走り抜ける―
旧国鉄の近代化の流れを受けて全国の鉄道からSLの姿が消えつつあった昭和40年代、社会人となり自由に休暇もとれない忙しい日々を過ごしていた著者は、意を決して休みをとり中古のキャノンと50ミリ、135ミリのレンズ2本を手に、かねてより温めていた「大畑」「冷水峠」の2泊3日の撮影旅行へと向かった。彼らのいる風景の中で育ち、彼らの鼓動を肌で感じ、力強いその姿に憧れたSL、その雄姿をしっかりとフィルムと記憶に焼き付けるために――人生初の撮影行に悪戦苦闘しながらも、九州・肥薩線の大畑のループと筑豊本線の冷水峠で懐かしきSLと時代の風景を写し撮ったSL風景写真集。
[担当からのコメント]
現在でも観光用の蒸気機関車は走っていますが、それは人びとの生活を支えたあの蒸気機関車の姿とは違っているのだろうなと本書を見ていると改めて思います。本書の中に収められているのは、きっと時代を牽引した誇りを胸に、今でもやれるとばかりに力強く走るSLの姿。鉄道ファンはもちろん、乗り物が好きな方や昔の旅情を味わいたい方にもお薦めの一冊です。
[著者プロフィール]
阪田 收(さかた・おさむ)
1940年 (昭和15年)4月5日大阪市東区生まれ。写真好きの父親の影響をうけ、ドイツ・ツァイス社製蛇腹のカメラで独習。
1985年 家族写真用にミノルタα-7000を購入。趣味の山歩きの記録に写真を撮り始め、1989年頃より近藤辰郎氏、石橋睦美氏等に師事。その後、若干体調を崩し、西暦2000年、還暦を吉祥に大阪・天王寺区界隈に被写体を求める。フリー。
2002年 写真集・四天王寺の四季
(東方出版刊)
2004年 (平成16年)から四天王寺の隔月刊の寺誌に表紙写真を提供、現在に至る。
2005年 写真集・夕陽丘の四季
(東方出版刊)
2006年 写真集・地蔵愛語(四天王寺刊)
2007年 小学館ウィークリーブックの古寺を巡る「四天王寺」に写真を提供。
2006年 2008年 大阪一心寺倶楽部のカレンダーに写真を提供。
大阪歯科大学卒業 写真以外の趣味として,スキー(SAJ.1級取得)
E-mail:info@livre.jp
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