3時間でわかる子どものための護身術――犯罪から災害まで、危険からこう逃げろ!

(著) 下山真二

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作品詳細

[商品について]
――公園で友達と遊んでいたら大学生のお兄さんに「今からボクの部屋に遊びにおいでよ。ゲームをさせてあげるよ」といわれました。あなたはどうしますか。
1.友達と行くが長居はしない、2.親に電話で連絡してから行く、3.断って絶対に行かない
友達がいても油断してはいけません。答えは本書第3章「こんなときあなたはどうする?(6)」でお確かめください。

近年、子どもたちが被害者として事件に巻きこまれるケースが多発しています。窃盗や暴力、誘拐や性的な悪戯など、現代の子どもには様々な危険が待ち受けています。そうした危険から子どもを守るには、家庭や学校の指導だけでなく、子ども自身が自分の「身をまもる技術」を身につけるしかありません。本書は、そうした視点から、小学校教師として教育に携わり、また少林寺拳法を修行している著者が、小学生や中学生が自分の身をまもる護身術として、必要となる知識と技術を分かりやすく解説した作品です。習得に何年もかかったり実際に使えないものではなく、「行かない」「逃げる」「声を出す」という原則を中心とした、実際に役に立つ護身術を紹介しています。

[目次]
はじめに
●第一章 子どものまわりは危険がいっぱい
1 子どものまわりは危険がいっぱい 子どもに対する凶悪な犯罪の増加
2 子どものまわりは危険がいっぱい 誘拐やいたずらから身をまもる
3 子どものまわりは危険がいっぱい 「いじめ」から身をまもる
4 子どものまわりは危険がいっぱい 災害や事故から身をまもる
●第二章 危険から身をまもる三つの原則
誘拐やいたずらから身をまもる原則「行かない」「逃げる」「声を出す」
身をまもるための原則【「行かない」1】 人について行ってはいけない
身をまもるための原則【「行かない」2】 外見で人を判断してはいけない
身をまもるための原則【「行かない」3】 危険なところには近寄らない
身をまもるための原則【「行かない」4】 行かなければ安全だ
身をまもるための原則【「逃げる」1】 相手に勝つのではなくぜったいに負けない
身をまもるための原則【「逃げる」2】 危険を感じたら全力で走って逃げる
身をまもるための原則【「逃げる」3】 まっすぐではなくジグザグに走れ
身をまもるための原則【「逃げる」4】 言葉の誘惑から逃げる
身をまもるための原則【「声を出す」1】 イヤなことはイヤだとはっきり言う
身をまもるための原則【「声を出す」2】 大声で助けを求める
身をまもるための原則【「声を出す」3】 家族や先生に相談する
COLUMN 悩みごとは 電話で 相談してみよう
●第三章 こんなときあなたはどうする?
こんなときあなたはどうする? いろいろな場面でどのように対応すればよいか
(1)家の人に頼まれたと言って知らない人が迎えに来たとき
(2)道がわからないので案内してほしいと言われたとき
(3)夜道で後ろから人が自分をつけているらしいとき
(4)エレベーターの中で「カネを出せ」とおどされたとき
(5)ゲームセンターで「カネを貸してくれ」と話しかけられたとき
(6)部屋に遊びに来ないかと誘われたとき
(7)電話でいやらしいことを聞かれたとき
(8)お父さんの友達だという人が家に訪ねて来たとき
(9)写真を撮らせてくれたらお金をあげると言われたとき
(10)おもちゃをあげるからおいでと誘われたとき
COLUMN 警察からの資料より
●第四章 子どものための護身術
相手がやろうとすることを止める技術
【まず逃げよう】 子どものための護身術 相手の気をそらして逃げる
【まず逃げよう】 子どものための護身術 相手に痛みを与えてから逃げる
1 急所をねらう 「逃げる」ための護身術 「逃げる」ために攻撃する
(1)「目」を打つ
(2)「股間」を蹴る
(3)「鼻」を突き上げる
(4)「すね」を蹴る/「足の甲」を踏む
2守法 「逃げる」ための護身術 自分の体勢を安定させる(守法)
(1)手をしっかり開く
(2)相手の手首をころす
(3)身体に近づける
(4)守法の体勢をとる
(5)いろいろな守法
3抜き技 「逃げる」ための護身術 つかまれたらはずす方法(抜き技)
(1)手首を内側からつかまれたとき(小手抜(こてぬ)き)
(2)手首を外側からつかまれたとき(寄(よ)り抜(ぬ)き)
(3)両方の腕をつかまれたとき(上(じょう)はく抜(ぬ)き)
(4)上げた手首をつかまれたとき(十字抜(じゅうじぬ)き)
4逆技 「逃げる」ための護身術 痛みで動けなくする(逆技)
(1)隣に座っている人が手を握ってきたとき(略十字小手(りゃくじゅうじこて))
(2)胸ぐらをつかまれたとき(片胸(かたむな)落とし)
COLUMN 少林寺拳法入門 これから学びたいという人のために
●第五章 家庭でできるトレーニング法
トレーニングを始める前に 楽しみながら続けることが大切
1 トレーニング 大声を出す
2 トレーニング 全力で走る
3 トレーニング 筋力をつける
4 トレーニング 受け身をする
5 トレーニング 目打ちを練習する
●第六章 子どものまわりのいろいろな危険
子どものまわりのいろいろな危険 いろいろな危険から逃れるために
1 子どものまわりのいろいろな危険 拉致されたらどうするか
2 子どものまわりのいろいろな危険 「いじめ」から身をまもるにはどうするか
3 子どものまわりのいろいろな危険 災害や事故から身をまもるにはどうするか
●第七章 危険から身をまもる用品
危険から身をまもる用品 いろいろな護身術用品
1 子どものための身をまもる用品 防犯ブザー
2 子どものための身をまもる用品 キッズケータイ/キッズスマホ
3 子どものための身をまもる用品 懐中電灯
4 子どものための身をまもる用品 身のまわりの日用品
COLUMN 身をまもる約束の標語
●第八章 学校からみなさんへ
学校からみなさんへ 学校の先生からのご報告
あとがき

[出版社からのコメント]
安全な社会と言われながらも、今の日本は子どもたちにとって必ずしも安心な社会とは言えなくなってきています。子どもたちに危険に対処する方法を教えるのは、「念のため」ではなく「必須の知識」と考えなければいけないと思います。ぜひ親子で本書を読み、日々の生活で実践していただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
下山 真二(しもやま・しんじ)

岡山県生まれ。横浜市在住。
1977年に少林寺拳法に入門し、東京学芸大学支部初代主将となる。
東京学芸大学教育学部卒業。現在、東京都町田市立本町田小学校主任教諭。教師歴四〇年。
元少林寺拳法東京羽田道院長。少林寺拳法東京成瀬道院所属。少林寺拳法准範士六段。
養神館合気道初段。その他、ムエタイ、キックボクシング、空手、合気柔術を修業。
中学校体育での少林寺拳法指導や、女性や子供向けの護身術教室で指導を行う。
日本最大の民間教育団体「TOSS」の元中央事務局員。縄跳びや逆上がり等の体育教具を開発。

著書に『小学校の「苦手な体育」を1週間で攻略する本』(PHP研究所・キンドル電子書籍版)、『きょうから体育が好きになる!』全5巻(鈴木出版)、『体育の教科書』(山と溪谷社)、『逆あがりとびばこマット運動がたった一言であっというまにできる!』(日東書院本社)、など、運動克服本を中心に多数ある。

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