100歳まで現役でーーシニア人材の能力を活かす:戦力化のためのマネジメントとこれからの働き方
(著) 中原千明
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―「俺が若いときはこうだった」そんな台詞を言って(聞いて)いませんか―
経験とスキルを持つシニア人材は、人材不足が深刻化する日本において貴重な労働資源となりうる。その一方で、その経験とスキルがあるが故に「使いにくい」との声も聞かれる。ではそうしたシニア人材をいかに活用すれば良いのか。本書では、これまで20名以上のシニア人材を雇用して黒字経営を続けてきた著者が、シニア人材を戦力化して企業とシニアの双方にメリットのある環境をいかにして生み出すか、そのマネジメントと考え方を自身の経験をもとに分かりやすく解説する。経営の視点と人生を生涯現役で過ごしたいシニアの視点の双方で語られる「これからのシニア人材の働き方」入門。
[目次]
はじめに
[第1章] 豊富な知識、経験、人脈……。 シニア人材が日本企業を救う
急減する生産年齢人口。労働力不足にあえぐ日本企業
日本企業生き残りへの希望――シニア人材
シニア人材にはどんな魅力があるのか?
シニア人材の魅力(1)専門知識と経験が豊富
シニア人材の魅力(2)幅広い人脈をもっている
シニア人材の魅力(3)安い賃金でも意欲的に働いてくれる
シニア人材の魅力(4)仕事のやりがいを重視する
シニア人材の魅力(5)成功も失敗も数多く体験している
シニア人材の魅力(6)即戦力になる
多くの企業がシニア人材を持て余している現状
シニア人材ならではの難しさとは?
シニア人材の雇用で起きやすいトラブル
シニア人材の問題点(1)過去の実績、栄光にしがみつきたがる
シニア人材の問題点(2)上下関係をつくりたがる
シニア人材の問題点(3)社会・環境の変化に対応しにくい
シニア人材の問題点(4)褒めて育てることが難しい
シニア人材の問題点(5)ハングリー精神がない
シニア人材の問題点(6)健康、体力面で劣る
コラム① 「シニア人材」という呼称は適切か?
[第2章] シニア人材が生涯現役で 活躍するために必要なこと
今なぜ、シニア人材の雇用が求められているのか?
ボランティアより会社で働くほうがいい理由
起業するなら、小さく生んで大きく育てる
定年後のキャリアをどう考えるか?
「生涯現役」でいるために必要なこと
定年後に起業した私自身のエピソード
いい意味で「ゆるい」会社が理想像
シニア人材による社会貢献とは?
コラム② 日本の男性は、背広を着てネクタイを締めるべし
[第3章] シニア人材に活躍してもらうために 企業で取り組むべきこと
定年退職者は〝数合わせ〟ではない!
シニア人材の雇用にあたって、企業が考えるべきこと
優れたシニア人材をどう探すか?
スキル? 人柄? 採用選考時のチェックポイント
「前職における習慣」を捨てさせる
業務能力向上で重要なのは「認める」こと
「成長することの喜び」を感じてもらう
「不要な上下関係」をなくす方法
「業務の進め方」を決める手順
シニア人材との「コミュニケーション」のコツ
シニア人材の「やる気&やりがい」の引き出し方
シニア人材に合った「教育・研修」制度とは?
「ベテランならではの知識やスキル」を活かす
定着率を高める「雇用後のフォロー」とは?
「シニア人材がいきいきと働ける会社像」とは?
能力&特性に応じて「役割」を設定する
コラム③ 「定年制」や「年功序列」は廃止すべきか?
[第4章] 【実録】社会で輝くシニア人材たち
シニア人材の活用で成功している企業の実例
企業で活躍するシニア人材たちの声
コラム④ 現代サラリーマンは、100歳でも現役!
おわりに
著者略歴
[担当からのコメント]
本書はシニア人材をテーマにした作品ですが、シニア人材の問題点について見てみると、必ずしもシニア人材だけの話ではないことに気づきます。例えば転職した新しい職場で前職のやり方を押し通して周りから浮いてしまう、そんなケースはどこでも見られます。その意味では、本書はシニア予備軍の現役世代にとっても、働くということ或いは自分の人生を見なおす格好の参考書となっています。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
中原 千明(なかはら ちあき)
1973年に慶應義塾大学を卒業後、都市銀行に入行。不動産や企業年金等幅広い業務に従事し、業績向上に貢献する。54歳で関連会社に転籍、定年退職まで勤め上げる。2008年、60歳で起業。基金運営研究所株式会社を設立する。2012年には一般社団法人年金基金運営相談センター理事長に就任。企業年金のコンサルティングを行うかたわら、不動産や保険代理、投資家に対する運用商品の紹介、相続対策、M&A等へと事業を拡大し、2013年に株式会社CN総合コンサルティングを設立。各分野の専門知識をもった22名の定年後シニア人材を雇用、戦力化し、黒字経営を続けている。義理人情を重視した誠実な仕事が支持されており、数十年来の取引先も多い。モットーは「生涯現役」。
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