(短編小説)エリーゼの為に

(著) 西岡昌紀

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作品詳細


[商品について]

―そのオルゴールは時を超えて家族の旋律を奏で続ける。ちいさなエリーゼとともに―

その昔に遠い国からやって来て、永いあいだ我が家の⼾棚の奥でひっそりと眠っていた⼩さな古いオルゴール。⺟の持ち物だったそのオルゴールを今⽇、私は娘のために開けた。ゆっくりと静かに流れる物悲しい旋律も、それに合わせて回り続ける⼩さなバレリーナの姿も、かつて幼い頃に母から見せてもらったときと変わらなかった。そしてその遠い⽇の光景に、ふと私は母と交わした会話を思い出すのだった。ーー小さなオルゴールに秘められた家族の記憶を美しい言葉の旋律とともに描いた小品『エリーゼの為に』の抒情世界が、オーディオブックとなって登場。


[担当からのコメント]

音や匂い、味など人の記憶を呼び覚ますものには様々あります。忘れていた大切な記憶、きっと貴方の心の宝箱にもそんな記憶が眠っているに違いありません。このささやかな美しい物語と共に、どうぞ素敵な時間をお過ごしください。


【著者プロフィール】

西岡昌紀(にしおかまさのり)


昭和31年(1956年)東京大田区生まれ。

東京学芸大学付属高校・北里大学医学部卒。

内科医。


近著:「ムラヴィンスキー・楽屋の素顔」(リベルタ出版・2003年)

   「放射線を医学する」(リベルタ出版・2014年)

   「短編小説集『桜』2017年」(文芸社・2017年)

   「三つのチーク県の民謡」(文芸社・2020年)

   「原爆の父オッペンハイマーはなぜ死んだか」(飛鳥新社・2021年)


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