雑学的サスティナブルな生き方ーー未来を考えるための予備知識

(著) 入江政昭

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作品詳細

[商品について]
―目先のことに追われる国や社会に「持続可能な発展」はない―
20世紀の日本はものに関して豊かになった反面、心の荒廃や環境問題など様々なマイナス面を生み出した。ではそれらの反省の上に立って、21世紀はどのような生き方をすべきだろうかーーものごとの本質が見えにくくなっている今、限られた資源・環境の中で持続可能な成長を遂げ未来へと繋げていくための生き方を改めて問い直す、自ら学び考える人ためのヒントが詰まった示唆に富む一書。

[目次]
まえがき

第1章 持続する環境づくり
1●自然のきれいな空気、田園の風景、きれいな海はただではない
2●ごみのやま
3●ごみの増大を防ぐ
4●自然素材を使った環境づくり
5●ゼロ・エミッション
6●エネルギーゼロの法則
7●地球環境と生活の共同歩調
8●多様性と均質性
9●共生の思想

第2章 持続する社会活動
1●野次馬根性のすすめ
2●競争社会から共存(ネットワーク)社会へ
3●もっと議論ができる民主主義の実現
4●還元型社会
5●持続可能な国

第3章 持続する経済活動(繁栄の構図)
1●日本の経済は、明治維新からの近代化で何を失ったか
2●借金大国・日本
3●有機的社会の実現
4●消費文化からストックの文化へ
5●グローバル・シンク・ローカル・アクション
6●地球の将来をまかされた人
7●女性がもっと主役に
8●足し算、引き算
9●利益第一主義からの脱却
10●自然に生きること、生態連鎖を再生する産業
11●余剰の金を循環型経済への投資に
12●日本の既存のシステムの否定がすべての解決にはつながらない
13●これまでの縦割りにネットワークを構築する
14●拡大から均衡の時代
15●国の繁栄は経済の繁栄だけではない
16●基礎技術の必要性
17●グローバルスタンダードと固有性の共存
18●改革の向こうに新しいビジョンを
19●松下幸之助が目指した社会
20●相互乗り入れが力を最大限出す
21●儲ける会社の本質
22●風力発電の魅力は風がきまぐれであること

第4章 持続する街づくり
1●国際化社会・情報化社会・福祉社会と言っているうちは、それにほど遠い
2●木を見て森を見ず
3●歩く女性が美しくなる
4●お年寄りも活きる時代
5●すべてのまちが活きる
6●20倍の発想
7●ガウディの魂
8●1000年の発想
9●デザインの本来の意味
10●わび・さびの思想
11●江戸文化に学ぶ
12●京都の発想
13●もやい
14●コラボレーションの時代
15●ディズニーランドに学ぶ、持続可能な娯楽施設のマインド
16●都市を良くするかどうかは、皆の思いの強さで決まる
17●西洋の文化に学ぶ
18●イメージが未来をつくる
19●仕込み
20●エコロジー重視のドイツ

第5章 持続する人づくり
1●面子にこだわらない
2●個性を持つ
3●自分が活かしてもらっているという考え方
4●道具を大切に扱い、心を取り戻す
5●選択の自由から人を育てる選択
6●強がりではなく弱がりからの発想
7●互恵の精神が幸せを呼ぶ
8●自由の復権(主権の時代)
9●名刺を渡さないと相手と話せない日本人
10●交流から学ぶ
11●期待される国・人間像
12●孤独が思いやりを生む
13●自分で生きる気概(自立の精神)
14●他力本願の心
15●人間として正しいことを追求する
16●心の豊かさ
17●惜福の教え
18●荘子の道(たお)の教え
19●気を養う

第6章 持続する生活活動
1●便利な世の中が幸せとは限らない
2●『節約生活のススメ』に学ぶ
3●投資と投機
4●好きこそ有利
5●強さからやさしさへの変貌
6●現世に極楽往生の世界はありえないのか
7●瞑想の時間をつくる
8●旬のもの、季節のもの
9●有機農業の本当の意味
10●ヨーロッパの生活に学ぶ
11●ゆとりのある生活

あとがき

[担当からのコメント]
価値観が多様化するのは良いことですが、それが安易で自己中心的な見かたへとすり替わってしまってはいないか、本書を読んでいるとふとそんなことを思います。狭い地球に狭い心の人がひしめきあっては、希望ある未来は望むべくもありません。今日だけでなく明日のことも考える、そのための一助としてぜひ本書をご活用いただければ嬉しく思います。

[著者紹介]
入江 政昭(いりえ まさあき)

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