隠岐の民話

(著) 酒井董美

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作品詳細

[商品について]

―語りてが昔ばなしに吹き込む永遠の生命―

本作は、島根県と鳥取県の山陰両県の口承文芸を収録・研究している著者が、約半世紀わたって語り手である各地の古老を訪ねて採録した話をまとめた隠岐の民話集です。こぶ取り爺さんから水戸黄門まで、語りての血の通った言葉の向こうにある人々の生活や文化が、物語と共に聞くものを惹きつける、そんな民話の魅力が詰まった作品をオーディオブック化しました。古老が語り伝えた貴重な話の数々を、ぜひお楽しみください。


[目次]

001.タイトル

002.産神問答 海士町保々見

003.歌好きな一家 隠岐の島町大久

004.サルより三本おおい人間の「け」 隠岐の島町中村

005.大塚大阿闍梨のご利益 隠岐の島町郡

006.梅に鶯 知夫村仁夫

007.セコの話 隠岐の島町倉見

008.肝試しの失敗(その一) 隠岐の島町真杉

009.蛸屋治兵衛 海士町保々見

010.横山寺の化けグモ 隠岐の島町山田

011.肝試しの失敗(その二) 隠岐の島町苗代田

012.地蔵浄土 隠岐の島町上元屋

013.猿の生き肝 海士町御波

014.白島の地名の由来と風集めの話 隠岐の島町上元屋

015.焼火神社の由来 西ノ島町三度

ほか全46話


[出版社からのコメント]

本書の中には、子どもの頃に読んだ昔ばなしと似た話も収められていますが、ちょっとずつ話が違っています。語られる地域の文化や生活を取り込みながら生きてきた民話のそうした面白さを、ぜひ新たな語りを通じて気軽に味わっていただければ嬉しく思います。


酒井 董美(さかい・ただよし)

昭和10年生まれ。松江市出身。 玉川大学文学部卒業(通信教育)。島根県下の中学校・高等学校に勤務後、大学に転じる。平成11年、島根大学法文学部教授を定年退官、鳥取短期大学教授となり平成18年に退職。24年3月まで松江市大庭町「出雲かんべの里」館長。昭和62年第27回久留島武彦文化賞受賞。

主要編著書

『石見の民謡』−山陰文化シリーズ19−西岡光夫氏と共著(今井書店)『島根のわらべ歌』尾原昭夫氏と共著(柳原書店)『鳥取のわらべ歌』尾原昭夫氏と共著(柳原害店)『山陰の口承文芸論』(三弥井書店)『山陰のわらべ歌』(三弥井書店)『ふるさとの民話』全15巻完結(ハーベスト出版)ほか多数

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