鏝なみはいけん: 石州左官の業、鏝絵の魅力

(著) 渡部孝幸

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作品詳細

「島根県では、鏝絵の多くが石見に存在し、明治の初めから昭和三十年代にかけて造られたのが大半で優れた作品も数多く残っている。(中略)ここで紹介する鏝絵は、かつての名工たちの漆喰を駆使した技の成果ばかりでなく、社会の変化と共に途絶えてしまった職人技や伝統をもう一度蘇らせようと挑戦した現代の作品もある。」(本文より)島根の鏝絵(左官職人が鏝をもって民家や土蔵の壁に漆喰によって施した彫塑)の文化を巡った写真集兼研究書。職人の技巧と庶民の祈りや願いが込められた鏝絵の魅力を収めた貴重な一冊。

【著者プロフィール】
渡部 孝幸(わたなべ・たかゆき)
1950 年島根県大田市生まれ。
工学院大学建築学科卒。一級建築士。
都内の建築設計事務所を経て、1980 年から2006 年まで大田市役所勤務。
現在、建築設計事務所「ゆまにてく」主宰。
大田市大森町や温泉津町の重要伝統的建造物群保全地区の調査・設計管理、古民家再生に関わる。
1994 年頃から鏝絵の調査を始める。
1995 年「まちなみ探偵団」発足。
写真展・見学会・講演会・新聞連載· 鏝絵制作などの活動を展開。
13年「石見伝統建築文化研究会」発足、代表として活動。

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