酒のある風景
(著) 半田武一
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―人生も酒も、甘いだけではつまらない―
嬉しいとき、悲しいとき、寂しいとき、疲れたとき、人は不思議と酒を飲む。友人や仲間と連れ立ったり、ひとりでふらっと訪れたり、今宵も飲んで飲まれてバッカスの宴は十人十色の人生模様を描き出す――手作り情報誌『ワインニュース』に連載し好評を博した読み切り小説から、日本酒、葡萄酒、下町人情をテーマに40編を選りすぐってまとめた、粋で大人の短編作品集。
[目次]
第一章 日本酒
『寒鰤』
『寒いので』
『星はまたたく』
『年賀状』
『隅田川寒夜』
『喜びの輪』
『夜の川風』
『転機』
『孤独』
『ともしび』
『観音さま』
『桜の木』
『赤い風鈴』
『三人組』
『虫の声』
『一本の命綱』
『秋の夕映え』
『福福熊手』
『甘い誘い』
酒屋の独り言 ①
第二章 葡萄酒
『新しい絆』
『母子地蔵』
『春彼岸』
『母の手紙』
『箱根・山のホテル』
『父の面影』
『愛の言葉』
『茜雲』
『赤い炎』
『観世音菩薩』
『薔薇』
『秋の歓喜』
『シャンソン』
『追憶』
酒屋の独り言 ②
第三章 下町の人情に吹かれて
『父のことば』
『幻影』
『ほとけさま』
『雷雨』
『ためいき』
『老婆』
『朝の挨拶』
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
仕事帰りにちょっと一杯、という台詞はコロナ禍の今では中々聞かなくなりましたが、ほろ酔い気分の賑わいの中で仲間や美味しい料理と楽しむお酒は格別なものです。悲喜こもごもの人生模様がお酒のある風景と共に描かれている本書で、そんな居酒屋気分をぜひ楽しんでください。
[著者略歴]
半田 武一(はんだ ぶいち)
1936年生まれ東京都墨田区出身。現在も墨田区在住。
酒販店経営(有限会社半田酒店)
都立三商在学中、東京都高等学校放送劇コンクールで優勝、脚本賞受賞。
明治大学文学部仏文科に進学。卒業後、家業酒店を継ぐ。
ワイン勉強のため、2回にわたりフランス、ドイツ、などのワイン生産地を訪問。
1985年より手作り情報誌『ワインニュース』を発行。ワイン中心に酒類の情報を伝える。
その一面に1987年より『バッカス広場』を設け、読みきり短編小説を連載開始。
人気を博し現在に至る。
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