那珂川の辺り──いまを生きる歌:廣木茂樹歌集

(著) 廣木茂樹

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作品詳細

[商品について]
―流れる時を振り返れば、すべてが懐かしくただ愛おしい―
若き日の悲喜こもごもの日記帳破り捨てるが忘れはしない
山裾に青き那珂川見えかくれ冬うららかな里山の嶺
山ひとつはちみつ色に染め上げてああこんなにも楢の木がある
初夏を惜しむが如くかなかなの声縄文の森にひびかふ
白山に秋陽の沈む人生は暮れ方からが味深くなる
(本書より)
那珂川の恵みを受けて育ち那珂川と共に生きてきた日々を、悠久の時の流れのなかで見つめ続けた心に沁みる短歌集。

[目次]
まえがき
歌集『那珂川の辺り』
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
限られた言葉の中で表現されるからこそ、言葉の狭間にある情景が心に迫ってくることがあります。そんなことを感じさせる本書、川のように流れゆくひとつの人生の軌跡をどうぞじっくりとお楽しみください。

[著者略歴]
廣木 茂樹(ひろき しげじゅ)
大場国民学校高等科卒業
県立小瀬高等学校卒業
茨城青年師範学校卒業
昭和二十六年に常陸大宮市立大宮中学校教諭になり、水戸市立赤塚中学校・城里町立桂中学校・同圷小学校・北方小学校・常陸大宮市立村田小学校と奉職し、昭和六十三年退職した。

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