近未来へ向かう道はあるか
(著) 笠卷伸宏
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―理想の夫婦とは、理想の国家とは、そして理想の未来とは何か―
妻に先立たれた治郎と夫に先立たれた美香。二人の熟年男女は、偶然の出逢いから心を通い合わせ、やがて疑似夫婦という関係で新しい人生を始めた。互いを尊重しあう充実した日々を過ごしていたある日、ひとり山に登った治郎は、茸を取ろうとして奇妙な洞穴を発見する。そして洞穴の奥から姿を現した元官僚の村中という男から、この洞穴の奥で密かに行われている政府の極秘プロジェクト、日本の未来を担う新たな列島改造計画の話を聞くのだった。ーーエネルギー、産業技術、領土問題、そして夫婦の新たな形、現代日本が抱える問題を熟年世代の希望と共に描いた人と国家の再生の物語。
[目次]
第一部 シャトー of ハルカ
まえがき
○物語の序曲が始まる。
○心に仄かな色が付く。
○熟年の変わったデート
○夢は現実を超越する!
○不思議な体験
○夢の中のファンタジー
○二人の館(シャトーofハルカ)
○コーヒータイム
○万一協定(疑似夫婦の信頼協定)
あとがき
第二部 日本の技術大探度都市
○洞穴と遭遇する
○地底人なのか?
○治郎の決断
○未知の洞穴へ
○Neo列島改造計画
○物流潜水艦
○噂の御仁が我家にやって来る
○回想
○世界中が複雑に絡み合い先が見えない
○北方領土マジックを操るP大統領
○もう一つの頭痛の種
○北海道大開発プロジェクト
[担当からのコメント]
先が見えない不安の中でどこか閉塞感が漂う現代の日本ですが、戦争の荒廃から復興を遂げたエネルギーがかつてこの国にはありました。本書を読んでいると、いまの日本に必要なものはそんなエネルギーなのではないかと思います。熟年世代の方も、これからの日本を担う若い方も、ぜひご一読ください。
[著者略歴]
笠卷伸宏(かさまきのぶひろ)
1941年(兵庫県西宮市生まれ)
新潟県立新潟商業高等学校卒
1960年4月日本通運(株)新潟総括主管支店管財課入社を皮切りに社会の知識を広く得る為、多様な企業に経験を求め転職し、1990年独立して(有)ラックプラン設立し、23年間社会に其れなりに貢献し、2013年3月事業を終了し、現在に至る。
※2017年10月「宿老のつぶやき」(文芸社)を刊行
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