読むだけでわかる「英語の論理」で書く日本語文章読本
(著) 三浦順治
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[商品について]
日本語によって、論理体な説得力を持つ文章を書くにはどうすればいいのか。
本書は言葉の「表現」ではなく、言葉の構造そのものに着目し、個々のセンテンスから文章全体まで、一貫して論理的な文章を作成する方法を解説する。
国際化が進む現代では、明解な論理をもった文章の作成能力が必須であり、本書は学生から国際舞台で活躍するビジネスマンまで、論理的な文章作成能力を養うための格好の一書となっている。
「目次]
まえがき
第1章 これから必要な文章とは
1 心情的・情緒的書き方から論理的書き方へ
(1) 文学志向(酔いしれる文章)から実用的文章の志向へ
(2) 心情的(個人的感情)から論理的(筋道立ってわかりやすい)へ
(3) 書くのに必要なのは文,段落,文章のしっかりした枠組み
2 日本語と国際性を考える
(1) 国際共用語としての英語
(2) 日本のなかの英語
(3) 日本語と英語の思考の型の違い
第2章 文(センテンス)を書く
1 文(センテンス)の長さ
(1) 短い文を心がけよというけれど
(2) 7±2?
(3) 子どもと大人とプロの文の違い
2 文の型
(1) 日本語を書くための基本的な文の型は2つ
(2) 文の型① 話題語+述語の話題語の並べ方6つの留意点
(3) 長くてもわかりやすい「文の型②」 「文の型①」+「文の型①」+…。
3 句読点(マルとテン)をうまく使え
(1) 句点(。マル)の打ち方
(2) 読点(,テン)の打ち方
7)語句を隔てて修飾するときはその後ろに
第3章 段落(パラグラフ)を書く
1 段落(パラグラフ)
(1) 思考の単位である「段落」(パラグラフ)とは
(2) 段落の基本の型は3つ
2 段落の中心である話題文(トピックセンテンス)
(1) 話題文とサポート(支持文)の関係
(2) 話題文をどう書くか
3 サポート
(1) サポートは押しの気持ちを強く
(2) 段落を面白くするサポートの仕方
第4章 文章を書く
1 説得力をもつ文章の型
(1) 文章の枠組み
(2) 導入の段落
(3) 展開の段落
(4) 結論の段落
2 文章を書いてみよう
(1) アウトラインから最終チェックまで
(2) 文章の長さと段落の数
(3) 段落間に一貫性はあるか,結束性はあるか
(4) 起承転結を実用文に持ち込むな
参考文献
あとがき
著者略歴
[出版社からのコメント]
論理的な文章は、作成者の意志や主張を明確に相手に伝える最良の手段といえます。法律家が論理的な文章作成能力を養うのは、自分(依頼人)の主張を明確にして、相手方を説得する手段として活用するためです。
日本では議論はあまり好まれませんが、「議論を尽くす」ことなしに民主主義の健全性は保たれないことを考えれば、論理的な思考能力は、市民社会に生きる私たちにとって必須の能力といえます。
自分の考えを明確に相手に伝えるために、多くの方が本書を活用していただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
三浦 順治(みうら・じゅんじ)
ミシガン大学へフルブライト留学
秋田大学名誉教授
秋田県立大学名誉教授
聖霊女子短期大学教授
ミネソタ州立セントクラウド大学長期客員教授
実用英語検定試験1級問題作成委員
全国英語教育学会副会長
日本国際理解教育学会理事
英語検定教科書NEW HORIZON English Course(東京書籍)編集者
「日本語表現と学習の方法」担当(秋田大学)
「大学コンソーシアムあきた社会人講座:実用的文章の書き方」講師
・研究分野
対照レトリック
・主要著書
『新英文構成法』開隆堂
『説得力を増す英語の作り方』東京書籍
『ネイティブ並みの「英語の書き方」がわかる本』創拓社出版
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