詳説 蒙古襲来ー知られざる安東水軍の働きー

(著) 中津攸子

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[商品について]
―蒙古軍の行く手を阻んだものは、いったい何だったのか―
わが国最初にして最大の国難である蒙古襲来。1274年の「文永の役」と1281年の「弘安の役」、二度にわたって蒙古からの攻撃を受けた日本だが、そこにはある大きな謎が残されている。それは、どちらの時もなぜか蒙古の軍勢がなかなか上陸せず、あまりにも長い間、海上に釘付けになっていたということである。この謎を解明するにあたっては、蒙古軍の行く手をさえぎった強力なわが国の船団がいた、としか考えられないのである。ーー本書は、蒙古襲来の際、青森県津軽の十三湊を主な根拠地とする安東水軍が蒙古の軍勢に立ち向かったという説を、多くの史実に基づき立証した一書となっている。併せて、安東水軍を知る上で重要な東北の歴史や、日高見国と大和朝廷の関係などにも切りこむ。

[目次]
はじめに
第一章 東北は独立国だった
第二章 日高見国と大和朝廷
第三章 国際都市十三港
第四章 頼朝の内三郡支配
第五章 蒙古建国の影響
第六章 安東水軍動く
第七章 蒙古襲来
第八章 文永の役以後
第九章 弘安の役
第十章 蒙古襲来以後
著者略歴

[担当からのコメント]
「元寇」とも呼ばれ、モンゴル帝国が日本への侵攻を試みた出来事をいう蒙古襲来。結果的に、日本の激しい抵抗によりその作戦は失敗に終わりましたが、もし彼らの侵略が成功していたら、その後の日本の歴史が大きく変わっていたことは間違いありません。そんな蒙古襲来の真実を東北の歴史と絡めながら紐解いた本書、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
中津攸子(なかつゆうこ)
日本ペンクラブ会員・日本文芸家協会会員・俳人協会会員・大衆文学研究会会員・NHK文化センター講師・よみうり文化センター講師
受賞
 第1回市川市民文化賞奨励賞
 第12回中村星湖文学賞
 北上市文化振興感謝状
 市川市文化市政協力感謝状
著書
「万葉の悲歌」「かぐや姫と古代史の謎」「万葉集で読む古代争乱」「小説松尾芭蕉」「天平の望郷歌」「真間の手児奈」「みちのく燦々」(以上新人物往来社)「ジュニア版市川の歴史」(市川よみうり新聞社)「こんにちは中国」「下総歴史人物伝」(以上崙書房)「葛飾を歩く」(NTT出版)「インドネシア旅行記」(市川市メダン市姉妹都市協会)「翔天の詩」「君が代百年」(以上真美社)「風の道」「風わたる」(以上角川書店)「和泉式部秘話」(講談社出版サービスセンター)「戦国武田の女たち」(山梨ふるさと文庫)「観音のあるまち・行徳浦安」「たった一つの真実」「いろは歌」(以上中山書房)「怨霊忠臣蔵」「怨霊蒙古襲来」(以上彩図社)「吉良上野介の覚悟」(文芸社)「消されていた東北の歴史」(龍書房)他多数

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