詩集 かなしみの中に
(著) 嶽本京一
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[商品について]
ー生きることは、愛おしくて、哀しくてー
かなしみは 数えるもの
お風呂で
二十かぞえたら あがりましょうね
(「かなしみ」より)
豊かな感性が織りなすことばの世界。時には抒情的に、時にはユーモラスに生きることの愛おしさと哀しさを歌い上げる。
日常の風景に鮮やかな彩りを添える32の詩。
[目次]
チームクロスケ
オムライスまたはLOVE YOU
すれ違いテーブルと逃げる椅子
希望
時計の引っ越し
二人で歩く
漫才・「買った方が安い」
アカテガニの夢、または、たくさんの私
異邦人
ジプシーの女のように
二十五夜の月
不機嫌な夜
何と戦うのか
チンチンさん
いいわけ
命の歌
遊ぼうと思っただけ
ゼム、ゼム、ゼノム
とぎやとぎ
あのね
約束
渚で
信じる
アサリ
かなしみ
ふたり
蛙
約束
見えないところで
春
おやすみなさい
ねむれ ねむれ
〈著者紹介〉
[担当からのコメント]
一言で詩集とは言っても、本作には漫才のようなやり取りで魚釣りの美学を論じ合う男たちの掛け合いや、土手に住むアカテガニの心のうちを題材にした作品なども収録されており、自由な作風が楽しい1冊となっています。詩的な世界を感じつつ、枠にとらわれない自由な作品を味わいたい方に特におすすめの詩集です。"
[著者略歴]
嶽本京一(たけもと けいいち)
1951年 熊本県天草生まれ。
天草高校、法政大学卒業。在学中に結婚、現在に至る。
天草在住
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