裁判のしくみで学ぶ法学入門――原理的・体系的に法の世界を理解する

(著) 深田三徳

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作品詳細

[商品について]
――「訴えなければ裁判なし」といわれる民事訴訟法の原則は次のどれでしょうか。
1.当事者主義、2.処分権主義、3.弁論主義
正解は本書「11 民事紛争と民事訴訟」をご覧ください。
私たちの生活を規律する多様で複雑な法の世界を学ぶためには、最初に体系的、原理的な理解を得ておくことがとても大切です。本書は、これから法律を学ぶ学生や初学者の方々がそうした理解を得るために必要な基礎を、図表や写真を使用しながらわかりやすく説明した法学入門書です。法の作用の具体的な形として現れる裁判やそのしくみを中心テーマに据えて、法の効力や分類、機能といった法学の基礎からより原理的な問題まで幅広く取り上げます。就職試験や資格試験の最初の一冊としても最適です。

[目次]
はじめに(改訂版)
はじめに(初版)
第Ⅰ部 日常の世界から法の世界へ
1 法学イメージと法曹イメージ
2 法的思考の特質と法の解釈
3 判決書を読む
4 裁判の機能
第Ⅱ部 裁判の手がかりとしての法
5 裁判の手がかりとしての法──国家法
6 自治法・国家法・国際法
7 法の効力と法の体系性
8 法の分類と法の諸原理
9 法の機能と法学の分類
第Ⅲ部 裁判のしくみとその担い手
10 最高裁判所と下級裁判所
11 民事紛争と民事訴訟
12 行政訴訟、そして裁判利用・法文化
13 犯罪・捜査・刑事訴訟
14 法曹・準法律家と市民の司法参加
第Ⅳ部 法の世界を吟味する視座
15 法と道徳の区別と関連
16 実定法と自然法、そして正義
17 人権の普遍化と国際化
18 書物の法と作用している法
あとがき
■著者紹介

[担当からのコメント]
法律は私たちの日常とは切っても切れない存在です。電車やタクシーに乗るのも、スーパーやコンビニで買い物をするのも、すべてその根底には法律が絡んでいます。その意味で、本書は市民社会の一員である全ての方にお薦めしたい作品です。

[著者紹介]
深田 三徳(ふかだ みつのり)

1942年 島根県生まれ
1967年 同志社大学大学院法学研究科修士課程修了
現 在 同志社大学法科大学院教授
専 攻 法哲学、法思想史

著 書 
『法実証主義論争』(法律文化社、1983年)
『法実証主義と功利主義──ベンサムとその周辺』(木鐸社、1984年)
『法思想史〔第2版〕』(共著、有斐閣、1997年)
『現代人権論──人権の普遍性と不可譲性』(弘文堂、1999年)
『現代法理論論争──R.ドゥオーキン対法実証主義』(ミネルヴァ書房、2004年)

訳 書 
カメンカ=テイ編『正義論』(共監訳、未来社、1989年)
ジョセフ・ラズ『権威としての法──法理学論集』(編訳、勁草書房、1994年)
など

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