英語教師の教育ノート──南精一・教育研究小論集

(著) 南精一

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作品詳細

[商品について]
─英語教育を通じて、日本の教育の歴史の一端をたどる─
戦前・戦後の発音表記の変遷と断絶、教科書に採用された英詩と敬遠された英詩、ベルリッツ・メソッドの原理と意義の考察、戦時下におけるキリスト教教育と学校統廃合など、教師として長年英語教育に携わってきた著者のこれまでの研究の軌跡をまとめた論考集。ひとりの英語教師が歩んだ教育人生の記録として、また日本におけるキリスト教教育の歴史を知る一書としても、示唆に富む貴重な内容となっている。

[目次]

まえがき7
第1章 発音記号の日本への移入史11
第2章 明治時代におけるSpelling Bookについて ─Webster本の訳を中心に─ 44
第3章 英語教科書に現れた英詩について ─明治・大正期を中心として─ 67
第4章 英語教科書に現れた英詩について ─昭和・平成期を中心として─ 94
第5章 ベルリッツ・メソッドについて ─教材を中心に─ 127
第6章 戦時下におけるキリスト教教育と 学校統廃合について ─青山学院、関東学院、明治学院を中心に─ 149
第7章 大戦末期の英語教育 ─旧専門学校を中心に─ 161
第8章 道徳の時間の指導についての問題点 ─資料の選定と指導法について─(第3分科会) 186
第9章 思い出 226
著者略歴 231
あとがき 233

[担当からのコメント]
歴史の中にあるその時代の空気感を探るような面白さが教育の歴史にはありますが、本書にはそんな面白さを英語を中心に味わえる論考が収められています。教職にある方はもちろん、歴史教育に関心のある方にもぜひお薦めしたい一書です。

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