花育(はないく)のよろこび:学校・地域・家庭ではじめる楽しい花壇づくり
(著) 山田儀一
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【2022年に発刊された『地には花、人には心を:豊かな感性を育む花壇づくり』の改訂版です】
ー今日から始める花壇づくりー
花には人の心をなぐさめたり、やわらげたり、ふるいたたせたり、探求心をおこさせたりなど不思議な力があります。そんな花を育て、自然と触れ合うことで人は感性を育み、磨くことができるのです。本書は「地には花、人には心を」をモットーに花による子どもたちの心の教育を実践してきた著者が、学校における花壇づくりの秘訣や地域で行われている「花のまちづくり」運動の紹介、また家庭で花を楽しむためのポイントなどを掲載した花壇づくりの入門書です。時には子どもの心を育み、また時には大人の心を癒してくれる、そんな花壇づくりを始めてみませんか?
[目次]
まえがき
一 花壇づくりの楽しみ
二 学校花壇
(1)学校花壇と感性教育
(2)学校花壇運営の実際
三 地域花壇
(1)校外花壇
(2)町内花壇
(3)西袋白然の学校
四 家庭花壇
(1)わが家のフラワー・ガーデン
(2)フラワー・ガーデンの四季
(3)日本風ガーデン
(4)フラワー・ガーデンのデザイン
(5)花と暮らす十二カ月
五 資料
◎鯖江市内各赴任校の学校花壇
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
特に都市部では、子どもたちが花や自然に触れ合う機会が減ってきています。しかし花を育てるということは手や服を汚したり、汗を流したりしながらその小さな命に愛情を注ぐということでもあります。子どもたちも含めた地域の活動に携わっている方、また次世代に自然の大切さや環境保護の心を伝えたいと考えている方にも参考にしていただきたい一書です。
[著者略歴]
山田儀一(やまだ・ぎいち)
1943年福井県生まれ。元福井県鯖江市吉川小学校長。
教員時代、国内の冷温帯ブナ林の山をメインに五百以上登りながら全国津津浦浦旅した。
その傍ら「地には花、人には心を」をモットーに、花壇づくりと自然観察指導を行い、豊かな感性を育む教育に努めた。
1996年第33回全国花いっぱいコンクール日本花いっぱい協会賞受賞(毎日新聞社)
2010年中日ボランティア賞受賞(中日新聞社)
2011年第60回読売教育賞最優秀賞受賞(読売新聞社)
著書に「文殊の知恵」(近代文芸社)、「地には花、人には心を」(新風舎)、「うら山と田ん ぼからのおくりもの」(新風舎)、「福井の理科ものがたり」(日本標準)共著、「理科教育実践講座」(小学館)共著、「ふくいの自然を楽しむ」(楓工房)共著、「私たちの夢舞台」(弘報)、「私たちの夢舞台Ⅱ」(弘報)、その他がある。
定年退職後、一・二年草の華やいだ草花を中心とした模様花壇の中断が、私に和風の庭で大好きな花木(オオヤマレンゲやヤマボウシ、ナツツバキなど)と草花(ササユリなどの山野草や宿根草、多年草など)を育てる愉しみや眺める愉しみをもたらし、元気のもととなっている。
そして、夫婦で「感性を育む国内外の旅行」をしている。これまでに日本が世界に誇るJR東日本の「四季島」やJR西日本の「瑞風」、JR九州の「ななつ星」の豪華列車の深遊・探訪を愉しむ旅と並んで、瀬戸内クルーズが運営する「ガンツウ」乗船という上質な国内旅行と、世界一周クルーズや北極点到達の旅、究極の南極・ロス海への船旅などで「七つの海と七つの大陸」の七十ヵ国余りを旅して、世界の異文化を体験したり、スケールの大きな自然を堪能したり、皆既日食やオーロラ、グリーンフラッシュなど、地球上の感動的な自然現象を愉しんだりしている。それが、かつてない感動に出会う醍醐味である。深く、その土地とその季節を訪れ、そこで出会う時どきのうつろいを愛でることが、私の感性に真っ向から応え、今までにない体験と発見をもたらしている。
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