自然治癒力を高めれば、ぜん息だって怖くない――喘息大学の考え方とわたしの気管支喘息克服記
(著) 川真田忠人
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――「赤い」という意味を持つ丹田の「丹」は、中国のある薬に由来があるといわれています。その薬とは、次のどれでしょうか。
1.痛み止めの薬、2.不老長寿の薬、3.睡眠の薬
正解は、本書「丹田呼吸とは」をご覧ください。
喘息患者の多くは、病院を転々としたり、知らされないままにステロイド剤の投与を受けステロイド依存症になったり、時に死にたいと思うほどの辛さを感じながら生きている。本書は、喘息様気管支炎との診断を受けて以来、そんな苦しい日々を経験してきた著者が、自然治癒力を高める方法と出会い、多くの人々に支えられながら難病を克服したその道のりを自らの人生と共に綴った作品である。喘息で苦しむ多くの方やご家族にお届けしたい一書となっている。
[目次]
序
発刊を祝って
あの日 あの時
両親の思い出
衛生家・明治の母の養生訓
両親を東京見物へ
校長官舎に招いて花見
甦る日々
農家の三男坊
命の恩人上田医師
小学校時代の担任の先生
屋敷に実のなる木
もちの木とすだちの木
楽しかったこくばかき
西瓜の豆鑑定士
宝物入れの引き出し
卵は最高のお見舞い品
兎の飼育
ちょっとした川漁師―早針漁
繭かぎ
用水の水が引いた
正月飾りと餅つき
麻植中学校入学――一九四二年
お前達の人生は二十年だ
職員室は怖いところ
空をきる鉄拳
勤労動員―軍需工場・飛行場へ
終 戦
敗戦処理
戦後のスタート
鹿島屋塾
麻植中のんきなボーイズ
足 跡
日新寮と青雲寮
休息と思索の三年間
ニックネーム
冷眼熱腸
たくましいソクラテスになれ
( L S I )P2 = A
言貴(げんき)十則
睡眠と人生
常に殻を脱ぐ海老
至誠無息
戦争をしてはならない
青春とは吸収の季節だ
貧乏・鈍才・病弱、何するものぞ
五輪書に学ぶ
牛のけつの話
二十年間の県内高校生大学進学状況
忌部の郷で三年間
出会い
水泳の達人――中村貞治先生
丸山式数学教育法――丸山定雄先生を悼む
生涯の師――冨本健輔先生
教育に情熱を捧げる――尾上和夫先生
過去・現在・未来の旅へ
人はなぜ生きているのか?
いちごん
微生物が地球を救う
まだ名前を付けていなかった犬
老盲導犬と過ごした日々
生かされて
生きられる今ありがたし
気管支喘息
体験入院
喘息大学
自然治癒力を高める
それから
自然治癒力を高めて気管支喘息を克服
環境整備
心の持ち方
呼吸法の研究
呼吸法について読んだ結論
丹田呼吸とは
朝・起きた時の呼吸――短息の丹田呼吸
昼間の呼吸――意識して吐く
夜・就寝前の呼吸――長息の丹田呼吸
三つの疑問
寿命と職業
念ずれば花ひらく
壺中(こちゅう)の天(てん)
あとがき
参考文献
[出版社からのコメント]
いま盛んに論じられている医療崩壊が現実のものとなったとき、最初に危機に晒されるのは本書で綴られる喘息や難病に苦しむ方々であるに違いないと思います。健康でいるということが自分はもちろん、社会にとってもいかに大切なことであるか、ぜひ本書を通じて考える機会を持っていただければ嬉しく思います。
【著者略歴】
川真田忠人(かわまた・ただひと)
1930(昭和5)年3月1日、徳島県麻植郡鴨島町に生まれる
1948年 徳島県立麻植中学校卒業
1953年 徳島大学学芸学部卒業、公立学校教員となる
1954年 富岡西高等学校教諭
1979年 県教育委員会社会教育課
1981年 日和佐高等学校教頭
1985年 城南高等学校教頭
1987年 川島高等学校校長
1990年 退職・石川県金沢市京町、城北病院入院
1991年 喘息大学入学・徳島いきいき会会長
1995年 喘息大学卒業
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