笑いの効用――人生をおもしろく健康にするユーモアつきあい術
(著) 橋元慶男
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―ストレスは「人生のスパイス」、とはいえ何とかならんかと思う貴方へ―
WHOは健康を「身体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であって、単に病気がないとか虚弱でないというだけではない」と規定している。
つまり真に健康というためには、身体的、精神的、社会的にバランスが取れた、人間に相応しい生活を送ることができなければならない。では健康的な生活を送るためにはどうすれば良いのか。その答えが「笑い」である。人間は笑うと前頭葉が刺激され、免疫活性ホルモンが分泌されリラックスする。
この人間だけに与えられた「笑い」を活用すれば、人生はもっと楽しく健康に生きられる――臨床心理士であり日本笑い学会理事を務める著者が贈る、日本人のための「笑い」の健康法入門。
[目次]
〈はじめに〉
第一章 笑いと健康
一.健康の目安
二.日本人のユーモア下手
三.心の風邪と言われるウツ病
第二章 健康と長寿
一.THPとCURE(治療)
二.笑いとストレス
三.病気と性格
四.人生百二〇年
五.スローライフのすすめ
六.人間の寿命
七.自立とは
第三章 日本の長寿者
一.長寿国日本の実情
二.長生きのコツ
三.日本人の長寿の理由
四.あなたは何歳まで生きるのが目標?
五.老化は避けられる
六.長寿の土地
第四章 笑いの効用
一.笑いの作用(役目)
二.微笑は美粧に勝る
三.笑顔の役割
第五章 「笑い」の威力
一.身体面の効用
二.笑顔は人間関係の潤滑剤
三.笑いの科学的研究
四.作り笑いの効用
五.笑うことによって、気分が変わる理由
六.老け顔
七.笑いを治療に導入したセラピストたち
第六章 笑いの相乗効果
一.笑いと怒りの相関関係
二.笑っていけない商売は些少
三.笑いのある人生(私と笑いの出会いから)
四.笑いのある家庭
五.笑いと教育
第七章 元気で長生き健康法
一.食(食育)
二.動(体育)
三.息(呼吸法・息育)
四.思(想・知育)
第八章 笑いとストレス
一.ストレスは人生のスパイス
二.究極の健康法
三.「笑いの意味するもの」とは何か
第九章 笑いを起こさせるルール
一.瞬間的に相手に優越感を持たせる
二.予想外の事を言う
三.誇張した表現をする
四.本心をズバリ言われる
五.非真面目のすすめ
六.「話し上手」の条件
第十章 健康なパーソナリティ
一.リーダーの理想的な人間像
二.己自身を知ること
三.人間関係をよくするには(人に好かれるには)
四.ゆとりのない失敗
五.言葉の大切さ
六.言葉には「消しゴム」が利かない
第十一章 感謝の気持ちを持つ
一.子供達のアンケート
二.相手の立場に身を置く
三.他人を許す度量
四.人間の原点
五.感謝療法の提唱
第十二章 人生は思い出
一.付き合いやすい人とは
二.人間の悩み
三.笑いが必要な時
四.老後の過ごし方
五.人生は思い出
〈おわりに〉
著者プロフィール
[担当からのコメント]
本書を読んでいると、「笑い」にはきっとその時間を楽しく過ごそうとする意志が必要なのだろうと思えてきます。これからは「スベる」「寒い」としらけるのではなく、その場に出てきた「笑い」の種をみんなの「笑い」に育てていく気持ちをもとうと感じさせる一書です。ぜひご一読ください。
【著者プロフィール】
橋元 慶男(はしもと けいお)
岐阜聖徳学園大学教育学部教授。
TT(サンクスセラピー)研究会主宰。
三重大学教育学部客員教授、
愛知産業大学教授(学生相談室長)を経て2005年度より現職。
臨床心理士、精神保健福祉士、社会福祉士、日本笑い学会理事(みえ支部長)を務め、三重県産業保健推進センター特別相談員をはじめカウンセリング・講演等を通じた社会活動にも精力的に取組む。
2007年、「笑い」と「感謝」を核にした健康増進をめざし「TT研究会」を発足。
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