科学は、哲学を必要としている:新たな「自然弁証法」が啓く科学認識の世界:不撓不屈・別冊シリーズ:竹之下 芳也の世界

(著) 22世紀アート編集部(編著)

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作品詳細

[商品について]
―「科学」を生かすか殺すかは、「哲学」にかかっている―
長年の人類の夢をも実現させる力を持つ科学は、無限の可能性を秘めている一方で、その使い方や倫理的責任について、私たちに「考える」ことを迫る。そしてまさに、かつてないほど科学の恩恵を受けている現代社会はいま、哲学を必要としているのである。ーー本書は量子化学や科学哲学を専門とする学者・竹之下芳也氏の思想に深く切り込んだ一書。ニュートン以降、全く新しい時代に突入した科学の世界に比べ、古代ギリシャ時代のまま停滞する哲学界の問題点など、科学との相互作用が求められている哲学の存在意義に鋭く迫る。

[目次]
巻頭言
特集1 科学的認識とは何か
特集2 作家の仕事シリーズ 竹之下芳也
全作品リスト
編集後記

[担当からのコメント]
科目にすると理系と文系に分けられてしまうように、科学と哲学とは相互的な関係性の薄い学問だと思っている方も多いかもしれません。しかし竹之下氏の話を聞いていると、今後ますます科学の発展が見込まれる今だからこそ、哲学のような人間的な営みが求められるのだとわかります。いま哲学を勉強している方、また哲学系の学部への進学を志している学生さんには、ぜひともお読みいただきたい1冊です。

[著者略歴]
■竹之下 芳也(たけのした・よしや)
1938年生まれ
北九州大学名誉教授
2004年より北九州市立大学名誉教授
専門は化学、科学哲学
著書に『現代自然科学による統一的自然像』(開成出版)、『ヘーゲル、エンゲルスの科学観を葬り、唯物論者達の教条主義を批判する』(文芸社)、『自然科学を哲学する:その自然像の考察と統一的自然観の構築を目指して』(22世紀アート)などがある。
趣味は登山、スキー、バドミントン、マラソン、園芸、物づくり。

■全作品リスト
『現代自然科学による統一的自然像』(1994年、開成出版)
『ヘーゲル、エンゲルスの科学観を葬り、唯物論者達の教条主義を批判する』(2019年、文芸社)
『自然科学を哲学する:その自然像の考察と統一的自然観の構築を目指して』(2021年、22世紀アート)※電子書籍、POD
『現代自然弁証法試論』(2022年、かもがわ出版)

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