私の山みんなの山四季の山うた

(著) 本間克彦

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作品詳細

[商品について]
―山は青春であり、人生である―
「360度遮るもののない頂上で、後立山連峰の波濤のような遥かなる山脈、大天井岳から常念岳、蝶ヶ岳への緩やかな稜線、雲海に浮かぶ浅間山から八ヶ岳、眼前には岩の殿堂、大喰岳から穂高連峰に至る見事な連嶺、白い雲のマフラーを首に巻いた焼岳とその背後の乗鞍岳、それと重なって御嶽山、穂高の右手に優美な笠ヶ岳から遠く白山まで一望の的だった。嗚呼、この何という比類なき空間よ、雄大なアルプスの大観よ!いつまでもここに留まって酔いしれていたかった」(本書「北アルプス槍ヶ岳・大喰岳・中岳・天狗原」より)ーー会社の先輩に勧められて始めた登山は、著者の人生に喜びと感動、そして多くの出会いをもたらした。その宝物のような大切な時間を、「青春山の会」での四季折々の登山を中心に綴った山行記。

[目次]
まえがき
藤原岳(ふじわらだけ)
早春 天城山(あまぎさん)縦走
薫風香る新緑の甲武信岳(こぶしだけ)
奥多摩 御前山(ごぜんやま)~惣岳山(そうがくさん)とカタクリの花
爽やか5月 浅間山(あさまやま)
上信国境 根子岳(ねこだけ)~四阿山(あずまやさん)
北アルプス槍ヶ岳(やりがたけ)・大喰岳(おおばみだけ)・中岳(なかだけ)・天狗原(てんぐはら)
晩夏 八ヶ岳・編笠山(あみがさやま)~西岳(にしだけ)
北アルプス 焼岳(やけだけ)
伯耆 大山(だいせん)登山と蒜山(ひるぜん)高原散策
会津駒ヶ岳(あいずこまがたけ)~中門岳(ちゅうもんだけ)登山と龍王峡散策
上州武尊山(ほたかやま)・日光奥白根山(おくしらねさん)
吾妻山(あづまやま)・磐梯山(ばんだいさん)
初秋、中央アルプス木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)~宝剣岳(ほうけんだけ)
初秋、美ヶ原(うつくしがはら)逍遙 美ヶ原高原に秋の花たちを訪ねて
紅葉の雨飾山(あまかざりやま)と雨飾温泉
北遠深南部 丸盆岳(まるぼんだけ)~黒法師岳(くろほうしだけ)
白根南嶺の最高峰 笊ヶ岳(ざるがたけ)
月山(がっさん)・鳥海山(ちょうかいさん)・栗駒山(くりこまやま)
大菩薩峠(だいぼさつとうげ)~大菩薩嶺(だいぼさつれい)~丸川峠
丹沢(たんざわ)主要山稜縦走
奥秩父 両神山(りょうかみさん)
三国山稜(みくにさんりょう) 冬の旅
富土山麓の山々を訪ねて 毛無山(けなしやま)~十二ヶ岳(じゅうにがたけ)~金山~節刀ヶ岳(せっとうがたけ)~鬼ヶ岳(おにがたけ)縦走
雪の石割山(いしわりやま)と忍野八海(おしのはっかい)
青春山の会賛歌  四季の山歌
私と山  あとがきにかえて
著者紹介

[担当からのコメント]
宇宙まで届きそうな碧い空、眼下に見下ろす雲や遥か遠くの峰々。山に登れば出会うことができるそうした光景は、多くの人の詩情を刺激して止みません。深田久弥もそんな詩情に突き動かされてあの名作を書いたのかも知れない、本書を読んでいるとついそんなことを想像してしまいます。山好きの方、自然を愛する方にお届けする一書です。ぜひご一読ください。

[著者紹介]
本間克彦(ほんまかつひこ)

昭和17年1月 浜松市に生まれる。
昭和35年11月 竜爪山に初めて登って以来50余年、各地の山を登る。
昭和61年4月 古屋一三氏、市六昭栄氏らと共に青春山の会を結成し、現在に至っている。

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