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真夏：十六歳いのちのエチュード

(著) 柳谷郁子

作品詳細

［商品について］
―決して忘れることのない、永遠の夏―
一点の曇りもなく青々と透きとおった諏訪の空の下で、私はあなたと出会った。
あの夏の日、私の中であなたの名前には命が与えられた。
黙ったまま、秘めたまま、私はあなたとの日々を過ごす。
あなたを思うことだけで満ち足りるこの日々が、いつまでも続くことを願いながらーー。
豊かな諏訪の自然を舞台に、ユネスコクラブの活動で集った高校生の男女が過ごした青春の日々を、恋と葛藤と出会いと別れの中で詩情豊かに描いた、瑞々しくも切ない物語。

［目次］
十六歳、いのちのエチュード　真夏
あとがき
〈著者紹介〉

［担当からのコメント］
まだ何ものでもない、不確実で繊細で、純粋ゆえに鮮やかな心の動きを青春というのであれば、本書はまさにそんな人生の時間をみごとに形にした作品であると思います。いま青春を過ごしている方も、かつて過ごしていた方も、ぜひお楽しみいただければ嬉しく思います。

［著者紹介］
柳谷郁子（やなぎたに　いくこ）
長野県岡谷市出身。姫路市在住。早稲田大学卒。
文芸同人誌『播火』（しんこう書房）元編集長。
第14回大阪女性文芸賞、第3回小諸藤村文学賞、ほか。
著書：『月柱』（読売新聞社）、『夏子の系譜』（三月書房）、『風の紋章』（鬼灯書籍）、『花ぎらい』（鬼灯書籍）、『諏訪育ち』（三月書房）、『望郷─姫路広畑俘虜収容所通譯日記』（鳥影社）、ほか多数。
絵本：『官兵衛さんの大きな夢』『雲平先生はいつも』（絵・本山一城。神戸新聞総合出版センター）
童謡作詞：『いのちってなあに』（作曲・竹内邦光）ほか。
姫路市在住。