看護のふれあい:ハンセン病療養所 精神科病棟の人々

(著) 広野照海

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作品詳細

ハンセン病療養所「多磨全生園」。看護師として定年まで勤務した作者が、施設内の精神科病棟で出会った忘れがたい20名の患者の看護事例をまとめる。
患者ひとりひとりの心をどう理解し、どう寄り添っていくべきか――精神医療に携わるすべての人に、手にとってほしい一冊。

「たとえば思考の障害があると、通常の接し方では必要なことを伝え、治療に協力を求めるのが難しい場合もあろう。こうしたときに広野さんは無条件に歩みよるのがよいと考える。(中略)多くの事例の中に、広野さんの深い思いやりが感じ取れるが、この思いやりが看護を“希望”にもしているようである」
―国立療養所多磨全生園 園長 成田稔

【著者プロフィール】
広野 照海(ひろの・てるみ)
看護師
日本看護協会会員 東京都看護協会会員
日本ハンセン病学会会員 日本家族看護学会会員
日本トゥレット協会監事
季刊『銀河』同人(筆名 平瀬亘)
大正14年岩手県奥州市生まれ 太平洋戦争中陸軍軍属として東南アジアに従軍
昭和23年より警察官、精神病院職員など
昭和37年岩手高等看護学院卒業
昭和38年8月より国立療養所多磨全生園に勤務
昭和61年3月定年退職
平成18年3月放送大学卒業
著書『広野照海作品集』(近代文芸社)
  『看護論への歩み』(ゆみる出版)ほか

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