町川の流るる如く―くまもと発、ふるさとの声2:大橋敏雄 新聞投稿作品集
(著) 大橋敏雄
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―母を思い、家族を思い、国を思う―
母を奪ったあの忌まわしい大空襲の日まで、私との約束を守り毎週疎開先まで会いにきてくれた母との今生の別れ。終戦の数日後に校庭で行われた追悼式の場で目にした、涙のしずくのような溶けたガラスの塊。「キセル乗車」の語源から思いもかけずよみがえる懐かしい光景――。
戦争の記憶と共に生きる日々の中で、身の回りの日常から政治や経済まで様々な出来事をテーマに新聞投稿を続けてきた著者が、前作『くまもと発、ふるさとの声』に続き、新たに随筆を加えてまとめた新聞投稿集、第2弾。
[目次]
読者のひろば
こちら編集局
おとこの目
随 想
[出版社からのコメント]
同じ風景を見てもその色合いが人によって異なるのは、私たちが過去の記憶を抱えながら生きる存在であるからなのかも知れません。本書の中にある日常がどの様な色合いをしているのか、私たちの社会が歩んできた道すじに思いを馳せながら、味わっていただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
大橋 敏雄(おおはし としお)
1938年3月、熊本県生まれ。宇土高校卒業、日本合成㈱熊本工場、下田印刷、印刷協業組合・サン カラーに勤務。
56歳で退職。その後、約13年間途絶えていた新聞投稿を始める。
短歌 水甕 (元)準同人 公孫樹(元)同人
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