男たちの残影:松原寿幸小説集Ⅱ 命の画家・他3編

(著) 松原寿幸

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作品詳細

[商品について]
―全ては貴方の一枚の絵を手に入れた事から始まったのです。―
三十五歳独身、サラリーマン絵画コレクターの松沢幸一はある日、数日後に行なわれるオークションカタログに眼を通していると、名も知らぬある画家の作品に激しく心を掴まれる。それからというもの、その小野田健というすでに亡くなっている画家の絵を追い求める松沢だったが、彼の絵にはなぜか必ず、幼い少年の姿が描かれていることに気づく。松沢はその画家に対する興味を抑えきれず、遺族にコンタクトを図るのだった。ーーある亡くなった画家の人生と、その絵に隠された過去を辿った男の物語「命の画家」に加え、市井を生きる人々の背後に隠されたドラマを緻密に描いた小説3編を収録。

[目次]
命のこぼれ
或る老人の話
老小説家と少年
命の画家
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
ある画家の絵と出会ったことで人生が大きく変わった男の姿を描いた「命の画家」や、一人の老人と出会った少年の心の成長を描いた「老小説家と少年」などを収めた本書は、人と人との不思議な縁を感じさせる小説集となっています。そんな物語の行く末を、ぜひ一作ずつじっくりとお楽しみください。

[著者略歴]
松原寿幸
一九五六年(昭和三十一年)岩手県生まれ。
同人詩誌「東京四季」同人。
「松原寿幸小説集・八月の哀しみ・他」二〇二三年出版

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