生きるということ
(著) 丸山堯男
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―人間の精神活動は、より普遍的な因果関係を求め続ける―
人間が生きるということはどういうことか、またどのように生きれば良いのかを考えていくと、生命や宇宙、人間や社会といった根本的な問題に行き着く。素朴ではあるが誰もが抱くこうした疑問について、読書や体験、観察などをもとに長い年月をかけて思索を重ねたその結論を、いまここに書き記す。これは私という人間の思考の原点であり、人間という不思議な生命の思考の軌跡でもあるーー人間という存在やその精神活動に通底する普遍的法則を探究した、哲学的随想。
[目次]
まえがき
第一章 生命観
生 命
生命の起源
生命の免疫システム
生命の死
生命と生殖
生命と温度
第二章 宇宙観
物 質
地 球
宇 宙
第三章 人間と社会
人 間
社 会
言葉、文字、数
欲望、不安、争い
世界の中の日本
バブル経済と政治、経済制度
国際社会
第四章 人生観
生きる目的
死
宗教観
第五章 頭脳と精神
人間の脳機能
挑戦と好奇心
論理的思考
情緒と人間性
頭脳とコンピューター
第六章 融合と普遍
論理的因果関係
精神活動の融合
進化する文明、文化
結 び
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
生きることや世界の成り立ちといった疑問を子どものころに抱いた方も少なくないと思いますが、大抵は大人になるに従って忘れ去られていきます。しかしそれらの疑問には現代の私たちが直面する様々な問題を考えるうえで大切なものが隠れているのではないか、本書を読んでいるとそんなことを思わされます。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
丸山 堯男(まるやま・たかお)
1935年、神奈川県藤沢市生まれ。54年神奈川県立湘南高等学校卒業。55年東京都立大学工学部入学、60年同大学法経学部法学科を卒業し、石川島播磨重工業株式会社(IHI)に入社。88年IHIエンジニアリングオーストラリア社に勤務する。97年退職。豪州にて20年にわたり発電、製鉄、船舶等のプラントエンジニアリングや建設に携わった。現在藤沢市在住。
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