父を巡りて : 北陸路一人旅
(著) 愛知辰義
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[商品について]
―その一人旅は、父の面影と共に明日への旅となる―
大手ゼネコンの下で各地の工事現場を渡り歩く、隧道(トンネル)専門の発破技師であった父。家を顧みることなく、外で女を作り、息子と交わした約束も反古にして家族を裏切った父。その父が死んだ年齢に近づくなかで、私は父への思いをともに旅をした。かつて父のいた場所に、かつての父の面影を求めてーー五箇山、氷見、輪島、金沢と北陸路を巡りながら在りし日の人生をさすらった9日間の旅の記録。
[目次]
出発 五箇山
刀利ダム
氷見 能登島
能登東海岸 禄剛崎
曽々木海岸 輪島
能登金剛 金沢
越前海岸
若狭小浜
旅の終わりに
著者略歴
[担当からのコメント]
旅にはいろいろな形がありますが、時をさかのぼり、人生をさかのぼりながら旅をする本書は、どこか詩的で文学的なかおりを感じさせる旅行記となっています。この旅の時間は少し独特で、だからこそじわりと心に沁み込んでくるような魅力を持っています。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
愛知辰義(あいち たつよし)
昭和17年、岐阜県に生まれる
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