江利子
(著) 足達徹
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―人生のレールの分岐点、その先にあるものとは―
過去にタイムバックするというタイムマシーン研究のプロジェクトに参加することになった医師・伊達浩之は、成功しても失敗しても現代に戻ることができないという実証実験に自分の人生を賭ける決断をし、マシンに乗り込んだ。250年前の長野にタイムスリップした浩之は伊達浩之進の名を変え、長崎帰りの医者として現代医学を駆使して治療を始めるーー時を越えても変わらない人間の心の情景を描いた「タイム・スカイ・バック」、長崎の原爆で両親を失い自らも被爆した井上芳子の数奇な運命を被爆という現実と秘められた恋と共に描いた「被爆の娘」など、人間のこころと生きるということを優しい眼差しで見つめた4つの物語を収めた短編集。
[目次]
江 利 子
劇愛逃避
被爆の娘
タイム・スカイ・バック
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
小説はフィクションであり現実ではないですが、だからこそそこに描かれる人生が現実の生の姿を見せてくれる、そんなこともあるのではないかと思います。本書に収められた物語の中の人生に、皆さんは何を感じるでしょうか。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
足達徹(あだち とおる)
昭和9年生まれ。
広島県出身。福岡県在住。
国鉄職員を経て、九州地区の郵便局等に長年勤務。
退職後は執筆作業に勤しむ。
その他の作品(いずれも未発表):「ニッケー掘り」「米粒」「娘落とし」「剣が淵」「魏志倭人伝の記述は正確である」「筑後地方の古いお話」「自分史Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」
テレビ番組「九州駅前図鑑」に出演。番組紹介(CM)で1年間。
毎日新聞に邪馬台国「日向説」が取り上げられる。
西日本新聞・毎日新聞に国鉄廃止線50駅写生絵画記事掲載。
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