母と子のストレスマネジメント

(著) 清水聖保

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作品詳細

[商品について]
―お母さんが変われば、子どもも変わる―
核家族が当たり前となったいまの時代、子どもの親となったお母さんたちは日夜子育てに奮闘しています。しかし子育てに懸命になる余り、心の余裕を失って子どもたちに悪い影響を与えるケースも少なくありません。本書は、医師として子どもたちの心のケアを中心に数々の治療に携わってきた著者が、心を閉ざした子どもや自分を見失っている母親など、これまでクリニックで出会ってきた様々なケースの中から、子育てに役に立つものを選びまとめた作品です。子育て真っ最中のお母さん方はもちろん、セラピーのケーススタディとしてもお役立ていただける内容となっています。

[目次]
まえがき
第一章 子どもにも心の深淵はある
一、低身長と診断された男の子、実はPTSDだった
二、なぜか母親といるときだけ喘息(ぜんそく)の発作が出る子ども
三、多動児と診断されていた男の子、本当はいじめに遭っていた
四、幼稚園で発達遅滞と言われた子どもが普通学級へ
第二章 もう少し子どもの気持ちになって考えてみませんか?
一、虐待ホットラインの電話に救いを求める母親
二、育児書に振り回され、育児ノイローゼから虐待へ
三、独立開業の試験に必死になって育児を放棄した母親
四、十一歳の少女にひどい主婦湿疹。なぜ?
五、たまには子育てを休んで、子どもと一緒に遊んでみませんか?
第三章 知らないうちに過保護になっていませんか?
一、赤ちゃんのアトピーがステロイド剤を使わずにきれいになった
二、意外に知られていないアトピーと睡眠リズムの関係
三、言葉が遅い子ども。実は母親の過保護が原因
四、実母との関係が悪い母親が子どもにも悪影響
五、あなたは子どもを一日どれだけ褒めていますか?
第四章 自分のレールを敷き過ぎていませんか?
一、自分の幼児体験がトラウマになり、お稽古事を一切させない母親
二、母親を見ると二段ベッドの下に隠れる少年
三、過度の溺愛に気づかない母親
四、父親から「いじめ返せ」と言われて落ち込む幼稚園児
五、母親の豊かな愛情に包まれている障害を持つ子どもたち
第五章 鬱病は心の風邪だから必ず治ります
一、砂場好きの子ども、公園デビューに失敗した母親
二、お父さんのいない寂しさから幼稚園で噛みまくる子ども
三、お母さんに会いたくて大量服薬を図る少女
四、リストカットを繰り返す未成熟な母親
五、鬱は心の風邪だから必ず治ります
第六章 年中無休のコンビニ診療所
一、教える・見せる・示す――そうするとついてくる
二、子どもの表情がみるみる変わるアニマルセラピー
三、キッズセラピールームの開設と試み
四、僻地医療をする伯母に憧れて
五、アメリカの医療の素晴らしさを日本にも定着させたい
あとがき
著者プロフィール

[出版社からのコメント]
保育園や幼稚園、小学校の先生にもお勧めです。親子の関係が必ずしも良好であるとは限りません。また、それに気づいていない親御様もいらっしゃるかもしれません。もし身近に悩み、苦しんでいる方がいるのであれば、本書は実例とともに描かれていることもあり参考になる一冊です。本書を読むことでストレスや心の問題が原因かもしれないという視点を持つ、またその視点を持つためのヒントにもなります。お子様のためお母様のためにも是非ご覧ください。

【著者プロフィール】
清水 聖保(しみず みほ)

昭和40年6月9日生まれ。神戸出身。
平成2年、兵庫医科大学卒業。同年、精神科神経科教室入局。
平成4年、財団法人 仁明会病院勤務。
平成11年、清水クリニック開業。
平成13年、医療法人聖心会(みこころかい)清水クリニック設立。
現在、老人、児童のために、通所リハビリテーション(老人デイケア)、精神デイケアを実施するとともに在宅ケアにも力を入れている。
また、ラジオ大阪『聖保の健康バザール』にて健康な日々を過ごすための心の糧を発信中。

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