母がいて吾がいて──美江子つれづれ[介護句集]
(著) 梨田耕
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―優しくと思えどしおれ母子草―
要介護度4の母は、病もかかえ年ごとに老いてゆく。介護する側、される側、そこには決してきれいごとではない空間と、葛藤とせめぎ合いの日常がある。いつも優しくはできないし、現状維持が精一杯だけれど、このささやかな二人の生活をまもりながら、母に少しでも安らいだ日々を送ってほしいーー母と息子の介護の日々を四季折おりに綴った俳句ドキュメンタリー「美江子つれづれ」をはじめ、ふるさと山梨で暮らす日々や自然の情景を詠んだ六百句余りを収めた心に沁みる句集。
[目次]
〈第一編〉 美江子つれづれ
〈第二編〉 南無三宝
〈第三編〉 盆地のひかり
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
肉体的にも精神的にも負担の大きい介護を、今日も頑張っておられる方は多くいらっしゃると思います。本書を通じて、そんな日常に一時の安らぎとやさしさを感じていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
梨田 耕(なしだ・こう)
本名:金丸孝。1949年、山梨県生まれ。30余年大手電子機器メーカー勤務。2000年9月、退職。句作は10代後半より始める。無所属。
現在、食い料の田畑を少し、時に執筆活動。家事と母親の介護、地域の役をいくつか勤める。著書に、句集『川流れ(馬籠のうた)』、エッセー『あそびの風景』(いずれも新風舎刊)がある。
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