歌集 さくらなないろ
(著) 尾﨑友子
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[商品について]
―人生は歌です。短歌ですけれど―
夏猛る二〇〇七年七回忌カサブランカですよあなたの好きな
雨音が耳にやさしく届く日はあと小半時眠つた振りする
ひるめでて夜にはよるの顔になるさくらなないろ高遠小彼岸
出会いと別れ、生と死、ゆれ動く心の陰翳、生きる中でこころに生起する情念の風景を、三十一文字に託して詠った三百余首をまとめた短歌集。
[目次]
心鎮め
先触れ
身辺整理
旅に出る
こころならずも
ケ・セラ・セラ
桜日和に
錯視
耳順はず
メグ
いい所
刻の奥処
この界の外
許容範囲
禍福の自覚
すみちやん
薨る
児童憲章
誰でもよかつた
ネガティブ
いしずゑ
鬼のこゑ
ドキュメント
終化粧
泣くしかなくて
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
生きていれば嬉しいこと、悲しいこと、嫌なこと、いろいろあります。でもそうしたものこそが人生にとって血肉であり体温であり、息づかいでもあるのかも知れないと、本書を読んでいると感じます。三十一文字が記憶するひとつの人生、ぜひご一読ください。
[著者プロフィール]
尾﨑 友子(おざき・ともこ)
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