校長三践:「楽しい学校づくり」実践記
(著) 今津武英
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―楽しい学校づくり実践記―
本書は、校長の話32話全部に実践写真を挿入した、言わば「校長の絵(写真)本」のような書籍です。
子どもたちが嬉々として登校し、教職員が意欲を持って働き、保護者や地域から信頼される、そんな学校を作りたい――その夢を実現するために、著者は校長となって以来、毎朝校門で子供たちと職員を迎え、校内行事や朝会でテーマをもった話をし、自らの手で学校だよりを発行してきた。10年にわたり理想の教育を求めてこれらの課題に取り組んできた著者が、それぞれの課題の狙いと実際の内容を気づきと共にまとめた、学び多き教育実践記。
[目次]
はじめに(実践の概要)
Ⅰ 朝の校門指導
1 朝の校門になぜ立つ
2 校門は、学校と社会の接点
3 校門は、教育の凝縮点
4 校門は学校の健康観察の場
5 気合を入れても、気持ちを入れず
6 夏は涼しい顔で、冬はあたたかい顔で
7 春衣を整え今日も校門(もん)に立つ
8 女性おまわりさん校門に立つ
9 心をいただく
10 四季の移ろいを感じ
Ⅱ 具体物で話す校長の話
話1 入学式式辞「おカバン・すいみん・朝ごはん」
話2 この学校に来る「めあて」
話3 心の分かれ道「分別」
話4 40年目のハーモニカ
話5 「1年子(いちねんご) 急げ!……」
話6 子どもだけでつくる「お弁当の日」
話7 五月の空に「鯉のぼり」
話8 「場を清め、時を守り、礼を尽くす」
話9 「そうじのない日」を作ります。
話10 「大きな声で」あいさつ・返事・お礼を。
話11 「あいさつ」で地域を明るく。
話12 トイレのスリッパ「心が揃う」
話13 「またたび」
話14 七夕の前に
話15 ニワトリのお母さんになった小学生
話16 2学期始業式に「実りの秋……」
話17 暗誦のすすめ①「寿限無(じゅげむ)」
話18 暗誦のすすめ②「二人のビッグショー」
話19 読書の秋に「キッパリ!」
話20 秋の大運動会・開会式 あいさつ
話21 FIFAサッカーワールドカップ大会
話22 二宮金次郎「積小為大」
話23 バードウオッチングのすすめ
話24 避難訓練①「危ないと思っている間は……」
話25 避難訓練②「くちばしの黄色いスズメ」
話26 3学期始業式に「まとめと準備の学期に」
話27 「シャボン玉の歌」の心
話28 校歌①「江川 大川 おおしい川……」
話29 校歌②「雲樹つ寺に 仰ぎ見る ……」
話30 校歌③「八雲の山のうすがすみ……」
話31 卒業式辞①「夢を実現させる」
話32 卒業式辞②「努力は幸福(感)を生む」
Ⅲ 学校だより
1 学年初めのたよりで、教育目標を伝える
2 新しい施策や学校で計画したことを掲載する
3 始業式・終業式等で児童に話したことを「たより」でも伝える
4 子どもたちの様子を知らせる
5 教職員の担当するコラム欄を作る
6 俳句を載せる
7 たよりの裏面を活用する
8 写真を添付する
9 卒業式辞を全保護者に知らせる
おわりに
【著者略歴】
[担当からのコメント]
情報化社会となって人々の価値観も多様化する世の中で、純粋な理想を掲げるのは必ずしも簡単なことではありません。ただそうした理想が実践され続けたとき、そこには一過性ではない何ものかが生まれ、それが人の心を変えてゆくのではないか、本書を読んでいると教育の本質とはその様なものではないかと思わされます。豊富な実践写真満載でとても理解しやすい本書は、教職にある方はもちろん、保護者や地域の方々にもぜひお薦めしたい一書です。
[著者略歴】]
今津 武英(いまづ たけひで)
1969年(昭和44年)島根大学教育学部卒業
1969年(昭和44年)島根県内公立小中学校に勤務
1997年(平成9年)大和村立都賀小学校長
2000年(平成12年)安来市立宇賀荘小学校長
2004年(平成16年)松江市立八雲小学校長
2007年(平成19年)定年退職
2007年(平成19年)松江市立八雲幼稚園長
2011年(平成23年)同園退職
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