林材新聞コラム「辛口の酒」復刻版:目からウロコの家と世づくり 第一巻:木のプロがホンネで語る、家と世の中
(著) 榎戸正人
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―日本でもお馴染みになったツーバイフォー工法は、どこの国で生まれたでしょうか。
1.アメリカ、2.フランス、3.ロシア
正解は、本書「蒸れやすいツーバイフォー工法」をご覧ください。
日本には日本の気候風土に合った材料の選択と家の建て方がある、耐久性があり、住んでいる人が健康を害することなく生活し、一生住むことが出来る本当に良い家を作るために必要なこととは・・・木材のスペシャリストである著者が現在の木材業界、住宅業界へ辛口にメスを入れ、木材を選ぶ大切さや住宅に本当に必要なものは何かを家を建てる施主、施工者に説明し問いかける一冊である。高温多湿の日本の気候風土で木造住宅を建てるときには、適した工法を用いて、風土に合った木材の種類を選び、「適材適所」の言葉どおり使い分けることが大切であり、何かあればすぐに対応してくれる頼りになる身近な工務店、大工、材木屋、設計事務所が一丸となることで消費者にとって良質な家を建てることが出来る。家を建てるためにコスト、デザイン、耐震性、快適性なども重要な要素の一つではあるが、最重要な本質やノウハウとは何か、家づくりの核心に迫る。
[目次]
はじめに
提言 住宅と木材、そのあるべき姿を探る
コラム 辛口の酒 スペシャル
あとがき
著者略歴
[出版社からのコメント]
住宅情報のチラシなどを見るのが好きでよく見ていますが、今まで見ていたのはまさにデザイン、コスト、間取りが中心であり、気候風土に合わせた材料や基礎工法まで深く考えたことがありませんでした。本書は大手だから安心できるという固定観念は捨て、家を建てる時に必要な本質とは何かを学ぶことが出来、一生モノの家を建てる一助になること間違いありません。本書を通して、これから家を建てる方、建築に興味のある方、建築業界の方だけではなく多くの方々に、本当に良い家とは何か考えるヒントになっていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
榎戸正人(えのきど・まさと)
昭和28年、東京、新木場の材木問屋、(株)榎戸材木店の四代目として生まれる。
昭和53年8月、私立武蔵大学4年の在学中、その年に日本でオープン化されたツーバイフォー工法の取り扱いを開始するため、(株)榎戸材木店に入社。千葉県浦安市に開設されたツーバイフォー部材センターで資材販売に従事したが、ツーバイフォー住宅の問題点を悟り、部材の取扱をやめ新木場の本社に戻り、米材原木、製品の担当となる。その後も日本の気候風土にあった住宅に関心を持ち、現在の木造住宅の在り方に疑問を呈する一方、「木の語り部」として住宅に木材を使うことの大切さを訴え続けている。
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