林材新聞コラム「辛口の酒」復刻版:目からウロコの家と世づくり 第二巻:木のプロがホンネで語る、家と世の中
(著) 榎戸正人
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――国際規格ISO14000は、次のどのマネージメントシステムの認証規格でしょうか。
1.品質 2.環境 3.情報セキュリティ
正解は、本書「36.ISO 対 USO」をご覧ください。
材木問屋の四代目であり、「木の語り部」として住宅に木材を使うことの大切さを訴え続けてきた著者による名物コラム集。前著『目からウロコの家づくり』に続き、法隆寺から木材輸入、瑕疵担保責任、果ては映画の話まで、金融・環境・文化・経済など木材と住宅に関する様々なテーマに斬り込んでいく。マイホームを検討している方はもちろん、私たちの生活に不可欠な木材について考えるうえでも、示唆に富む内容となっている。
[目次]
1.住宅着工数の意味
2.法隆寺と木造住宅
3.法隆寺のコラム、追記
4.多様性の必要性
5.環境ホルモンの追い風
6.木材PRの難しさ
7.カックン、家訓
1.人のマネをしない。人がマネの出来ないことをやる。
2.量はいらない、利益が欲しい。
3.消費者は歩いて来ない。だから歩いて行くんだヨ。
4.腹六分目にヤバイ無し。
5.誠実に果実あり。
8.ビッグバンも良いけれど
9.現代刀狩り考
10.ガーデニングと園芸
11.これからの植樹祭
12.ああ、ドラムス子
13.元気を出せ! 日本
14.香川県四国村の農家と現代の家
15. 在来構法と伝統構法
16.京の夢は、日本の夢
17.国産材さいけん計画
18.生ものにつき
19.高金利には御用心
20.乾燥の感想
21.釘と金槌
22.建築基準法改正を考える
23.家が建たない!
24.飛び越す、と言うこと
25.「一般」とは、なんだろう?
26.市民から離れた市民運動
27.さて、査定
28.円高は、エエんだか……
29.中途半端はイケマセン
30.木材からダイオキシンは出るか?
31.アジラの如く
32.ブラインド・ブランド
33.川上と川下
34.愛煙家の八つ当たり
35.7割と1割
36.ISO 対 USO
37.誰がために金は減る
38.文句の言い納め
39.覚悟の年
40.待ちぼうけ
41.高気密批判への批判に思う
42.高気密批判の反論の反論の……
43.今年はロリコンで行く!
44.アホンダラ・ホリデー
45.大工はマージン
46.冬の蚊に学ぶ
47.集中から分散へ 前編
48.集中から分散へ 後編
49.木のソムリエ
50.リストラと分散と川下指向
51.目には目を、鹿には犬を
52.財政破綻、悪夢の法則
53.現代職人考
54.「室内環境」を住宅性能項目に
55.瑕疵担保責任10年間(雨漏り編)
56.瑕疵担保責任10年間(構造編)
57.瑕疵担保責任10年間(総集編)
58.民間検査・審査の問題点
59.「室内環境」の経緯と行方
60.騙されたと思って……
61.次なる戦い
62.逸雄と真知子
63.その後の逸雄と真知子
64.全国組織は不要なのか?
65.裏切り者にならないために
66.滅入る事なく、電子メイル
67.拙速失速蛇足の催促
68.気になる木の内装のこと
69.WTOと木材輸入 前編
70.WTOと木材輸入 中編
71.WTOと木材輸入 後編
72.木の日 旅立ち
73.「いい話」の話
74.稼ぐに追いつく……
75.スピード
76.栄華の夢と映画への夢
77.JASとシステム
78.笑い話のタネ
79.オピニオン・リーダー
80.新木場に木造消防署を!
著者略歴
[出版社からのコメント]
マイホームは一生に一度の高い買い物といえると思いますが、そのマイホームに使われる木材について、普段から関心を持っているという方はあまり多くはないかも知れません。日本の木の文化を大切にしていくためには、消費者である私たちは木材についての正しい知識を持つことが必要だろうと思います。本書を通じて、多くの方が木材に関心を持っていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
榎戸正人(えのきど・まさと)
昭和28年、東京、新木場の材木問屋、(株)榎戸材木店の四代目として生まれる。
昭和53年8月、私立武蔵大学4年の在学中、その年に日本でオープン化されたツーバイフォー工法の取り扱いを開始するため、(株)榎戸材木店に入社。千葉県浦安市に開設されたツーバイフォー部材センターで資材販売に従事したが、ツーバイフォー住宅の問題点を悟り、部材の取扱をやめ新木場の本社に戻り、米材原木、製品の担当となる。その後も日本の気候風土にあった住宅に関心を持ち、現在の木造住宅の在り方に疑問を呈する一方、「木の語り部」として住宅に木材を使うことの大切さを訴え続けている。社長の座を長男に譲り、現在は会長としての職務(ほとんど雑用)と、所属する協同組合の役員、材木業界紙などへのコラムの執筆を行っている。
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