本当に怖いアルコール依存症──家族も病気になっていませんか?

(著) 上妻英正

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[商品について]
―あなたも、アルコール依存症かもしれません―
アルコール依存症は、風邪や胃潰瘍や糖尿病や癌といった病気とまったく同じように、性格の良し悪しや、意志が強い弱いといったことは、直接関係がありません。誰でも風邪をひく可能性があるのと同じように、お酒を飲む人は、誰でもみんなアルコール依存症になる可能性があります。しかし、今でもアルコール依存症が「病気」であるということは、あまり世の中に認知されていません。本書は、アルコール依存症とは何なのか、どうなったら依存症なのか、どのような治療をするのか、家族はどうすればよいかといったことを、アルコール依存症専門医である著者が、一般の読者を対象に分かりやすく解説したものです。「最近お酒を飲み過ぎているかな」と思う方は、必読の一書です。

[目次]
まえがき
1、アルコールとは?
2、アルコール中毒とアルコール依存症
3、アルコール依存症とは
4、病気の意味
5、なぜアルコール依存症という病気にかかるのか。
6、アルコール依存症とはどんな病気か?
7、慢性進行性で死に至る病気
8、アルコール依存症の診断基準
9、いつから依存症か。どうなったら依存症か
10、アルコール離脱症候群
11、飲酒に関する偏った考え方。認知のゆがみ、偏り。
12、否認が目立つ病気
13、治らない病気:治癒はしないが断酒は出来る。断酒は出来るが再飲酒(スリップ)や再発が多い。
14、生き方は二つに一つ
15、家族や周囲を巻き込んでいく病気
16、アルコール依存症の関連問題(障害)、
17、暴力の問題
18、依存症になるほど、毎日のように多量に飲酒をした理由
19、アルコール依存症になりやすい人
20、アルコール依存症の様々なタイプ。
21、飲酒問題のある人の治療、依存症の治療
22、断酒後の問題
23、断酒が継続的に安定して続くには
24、そうです。家族も依存症です。
資料Ⅰ 「アルコール スクリーニングテスト」
資料Ⅱ 「DSM‐5」によるアルコール使用障害(依存症)診断基準
資料Ⅲ 「アルコールによる酔いの深度について」
資料Ⅳ 「アルコール関連問題・障害」
資料Ⅴ 「否認」
資料Ⅵ 「アルコール依存症関連問題・障害」
資料Ⅶ 「アルコールの量の単位」
資料Ⅷ 「アルコールの血中濃度・呼気中濃度と臨床症状」
資料Ⅸ 「依存症の用語、定義、分類等」
資料Ⅹ 「格言」
<あとがき>
参考文献
著者略歴

[担当からのコメント]
ときどき芸能人がアルコール依存症であることがわかってニュースになったりしますが、お酒を飲む方は決して他人事ではないと本書を読むと痛感させられます。自分や家族の人生を守るためにも、ぜひ読んでおいていただきたい一書です。

[著者略歴]
上妻 英正(こうづま ひでまさ)
  1950年 昭和25年 京都市生まれ
  医学博士、精神保健指定医、アルコール依存症専門医
  帝京大学医学部卒業
  帝京大学医学部大学院医学博士号単位取得満期退学
  帝京大学医学部精神神経科入局
  不動ヶ丘病院勤務

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