木槿(むくげ)はその生命(いのち)を全うする:掌の奇跡を生きる男の物語
(著) 江本巖
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[商品について]
―希望を失わなければ、この世の誰の掌にも起死回生の奇跡はある―
ファッション関係の勉強をするためにパリへ行くことに決めた恋人・美奈との別れを経て、仕事に忙しい日々を送っていた赤峯有良は、ある日学生時代に淡い恋心を抱いていた小川貴子を偶然見かけ、声をかける。程なく交際を始めた二人は、互いの気持ちを確かめ合って結婚し、一人息子の有貴を授かって、一つ屋根の下で幸せな日々を過ごしていた。有良の身に密かに病魔が忍び寄っていることを知らずに――。
病に心を蝕まれ一度は死を覚悟した男が、命の尊さと命を繋ぐ努力の大切さに気付き、希望を失うことなく病魔と向き合うまでの軌跡を描いた、命と絆の物語。
[目次]
プロローグ
出会い
別れ
再会
交際
結婚
癌発症と自裁決行
新たなる転移
エピローグ
あとがき
著者プロフィール
[出版社からのコメント]
運命の残酷さはときとして人を絶望に追いやることもありますが、私たちが人と人との繋がりの中でこの世に生まれ、生きているということをどんな時でも忘れてはならない、そんな思いを本書を通じて感じていただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
江本 巖(えもと・たかし)
八王子市立第三小学校卒
八王子市立第六中学校卒
国学院大学久我山高等学校卒
日本大学理工学部経営工学科(現・生産工学部)卒
既刊書『メガヒット秘話 使い捨てカイロ物語』(2014年 文芸社刊)
『世捨て人の勝手に呟き』(2021年 文芸社刊)
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