朝日連峰・鳥獣戯談
(著) 西澤信雄
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[商品について]
―ストーブに薪をくべながら聞いた、昔話のような本当の話―
朝日連峰の麓にある山小屋を経営して24年。山を愛する大先輩たちから聞いた野生動物に関するあんな話やこんな話をまとめました。クマを一本背負いで投げ飛ばした狩人や、コウモリを食べたことがあるという地元住民の証言、ブナの森での交尾にまつわる秘話など、面白くて勉強になるエピソード27篇を美しい動物のスケッチとともに収録しています。ーー「朝日鉱泉ナチュラリストの家」の管理人として知られる著者がまとめた、今となっては貴重な自然に関する生きた知恵と経験が詰まった一冊。
[目次]
まえがき
キツネは人を化かすか
弾半分で仕留めたクマ
タヌキの散歩
マサトの剝製
マミを撮る
クマ撃ちの名人
森の忍者クマタカ
「タヌキ」という名のハクビシン
月夜のバンドリ撃ち
テン一匹で米七俵
ウサギの生首
タヌキのマルチ商法
イヌワシとクマの決闘
足のないイタチ
コウモリはハゲの特効薬
リスの雌雄の見分け方
カモシカの交尾
道陸(ドウロク)さんとイワナ釣り
ブナが豊作だとネズミが増える
マムシはヘビではない
凍っても生き返るヤマネ
モモヒキいっぱいのマス
火の玉の正体
オスガモとドロガモ
進駐軍のクマ撃ち
イラストレーター・岡坂恭博の独り言 1キツネとクマに出会った日
イラストレーター・岡坂恭博の独り言 2山の神が起こした奇跡
登場人物
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
本書には、山形県で山小屋を経営する著者が地元の登山者や釣り人たちから聞いた、自然と動物にまつわる貴重なお話が収録されています。中には彼らの話す言葉をそのまま掲載している箇所もあるので、温かいコーヒーでも飲みながら、一緒にお話を聞いているような錯覚に浸ることもできます。語り部たちも少なくなってきてしまった今だからこそ、あの頃の自然を今に伝える本書をお楽しみいただけると嬉しいです。
[著者略歴]
西澤信雄
1948年〜2023年
1975年より山形県朝日町に住み、朝日鉱泉ナチュラリストの家を経営する。
「正・続朝日連峰山だより」、「朝日連峰の狩人」、「ブナの森から都会が見える」(山と渓谷社)、「空気ものがたり」(無明舎出版)、「エコミュージアム理念と活動」(共・牧野出版)、「里地からの変革」(共・時事通信)他多数。
(社)日本ネイチャーゲーム協会理事
環境庁自然公園指導員、環境カウンセラー、
山形県自然環境保全審議会委員、朝日町観光協会副会長、
朝日町エコミュージアム研究会代表。
岡坂恭博(イラスト)
1952年〜
名古屋在住の建築設計士、写真家、イラストレーター。
1980年から朝日連峰に魅せられ毎年数ヵ月、山に入って写真を撮りながら、カモシカの生態調査をしている。写真展を東京、名古屋にて開催、写真絵葉書「ブナの森から」がある。
日本ナチュラリスト協会カモシカ調査グループ代表、ヌルマタ沢の自然を考える会代表幹事。
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