時代の語りべ : 相模野の小さな星たち
(著) 阿部太郎
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[商品について]
―これからの日本の道標にもなりうる、戦後半世紀の子どもたちの声―
社会や大人を映す鏡とも言われる子どもは、また「時代の語りべ」でもある。本書は、そんな子どもたちの目を通して、相模野の地から、戦後から世紀の終わりまでの約50年の日本の姿を眺望した作品である。ここには子どもたちの詩や小文を通して映し出された、時代や社会、環境の変化と共に移り変わる暮らしや人びとの価値観がある。日本の社会史、教育史を語るうえで示唆に富む一書。
[目次]
はじめに
序の章 子どもは 時代の語りべ
第一章 自然を舞台に
第一節 野山や川を友として
第二節 生き物とのかかわり
第二章 土のにおいと 小さな力
第一節 自然の中で働く子
第二節 かしこい子、強まるきずな
第三節 自立する子
第三章 素朴なけなげさ、 意気はつらつ
第一節 ほとばしる生新の意気
第二節 大切にする心の大切さ
第三節 広がる考え
第四節 よりよく生きる力と意志
第四章 ぬぐいされない 戦争の影
第五章 相模野は 心のふるさと
第一節 相模原風物誌
第二節 生まれ育った土地
第三節 変わりつつある相模野の景観
第六章 社会の質が 変わる中で
第一節 「急」という冠言葉
第二節 マスコミ文化の渦中で
第三節 人と人との間で
終の章 輝きを求めて
おわりに
引用文筆者名一覧(敬称略)
[担当からのコメント]
戦後の混乱期から高度経済成長の時代を経て豊かさを享受する時代の中で、感受性豊かな子どもの心が捉えた世相が、本書には詰まっています。未来を見据えるために過去を振り返る、そんな一書として多くの方にお薦めいたします。
[著者プロフィール]
阿部 太郎(あべ・たろう)
昭和21(1946)年 岩手県一関市生まれ。
昭和44(1969)年 神奈川県公立学校教諭。その後相模原市教育研究所指導主事として、「相模原市教育史」(全5巻)編纂事業に加わり、児童・生徒の作品と巡りあう。
平成8(1996)年 相模原市教育委員会指導課長。
平成11(1999)年 作品を背景に世相の再現を企図し、相模経済新聞紙上に小文を連載発表。
現在、相模原市立橋本小学校校長として、教職員並びに児童と共に学校づくりを進めている。
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