日英対照音韻論

(著) 浜島敏

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作品詳細

[商品について] ――英語は日本語と比較すると「〇〇」を骨格としている。この「〇〇」に入るのは次のどれでしょうか。 1.母音、2.子音、3.リズム 正解は、本書第5章の「2 英語の特徴」をご覧ください。 日本人には難しいと言われ、苦手意識を持つ方も多い英語の発音。しかし人間の発する音は人間であれば出来るはずであり、言語学は練習によって発音が上達することを教えてくれている。本書は、大学で音声学を理論と実践の両面から教え、英会話の学校で音声学を実際的なものとして教えた経験も持つ著者が、二言語の対照研究という視点から英語と日本語の両方を取り扱い、その比較によって英語の発音の特徴を示し、日本人の弱点を発見し、その解決を見つけようとした作品である。英語の発音を学び、教えるためのテキストとして、また音声学や言語学の参考書として、有用な一書となっている。 [目次] はじめに 第一部 理論編 第1章 音声学 (Phonetics) 1 音声研究の部門(Areas of Phonetics) 2 発音器官(organs of speech) 3 言語音の分類(Classification of Speech Sounds) 4 調音方法(manner of articulation) 5 単音と音素(phones and phonemes) 6 音声表記法(Phonetic transcriptions) 第2章 英語の音素と異音 (English Phonemes and Allophones) 1 子音素(consonant phonemes) 2 母音素(vowel phonemes) 3 超分節音素(supra-segmental phonemes) 第3章 日本語の音素と異音 (Japanese Phonemes and Allophones) 1 日本語モーラ組織(Japanese Mora System) 2 子音素(Consonant Phonemes) 3 母音素 4 特種モーラ素(Special Moremes) 5 超分節音素(supra-segmental phonemes) 第4章 日英音声対照 (Contrastive Study of English and Japanese Speech Sounds) 1 子音(consonants) 2 母音(vowels) 3 超分節音素(supra-segmental phonemes) 第二部 応用編 第5章 予備訓練 (Preliminary Practices) 1 基本訓練 2 英語の特徴 第6章 文節音素 (Segmental Phonemes) 1 子音素(consonant phonemes) 2 母音素(vowel phonemes) 3 二重母音(diphthongs) 4 母音プラス /r/(Vowel plus /r/) 5 母音の長さ(Length of Vowels) 第7章 子音連結 (Consonant Clusters) 1 語頭子音連結(initial consonant clusters) 2 語尾子音連結(Final Consonant Clusters) 3 中間子音連結(Medial Consonant Clusters) 4 単語間の子音連結(Consonant Clusters between Words) 5 子音連結で、母音の割り込み 第8章 音節 (Syllable) 1 成音節子音(Syllabic Consonants) 第9章 連接 (Juncture) 1 内部連接(internal juncture) 2 末尾連接(terminal juncture) 3 音の連鎖(linking) 第10章 強勢 (Stress) 1 単語の強勢(Word Stress) 2 語群の強勢 3 文強勢 第11章 音調 (Pitch) 1 324イントネーション型(324 Intonation Pattern, Falling Intonation) 2 314イントネーション型(314 Intonation Pattern) 3 32 イントネーション型(32 Intonation Pattern, Rising Intonation) 4 31イントネーション型(31 Intonation Pattern) 5 323イントネーション型(323 Intonation Pattern) 第12章 リズム (Rhythm) 第13章 弱形 (Weak Forms) 1 冠詞 2 Be動詞 3 助動詞 4 代名詞 5 前置詞 6 接続詞 7 その他 第14章 同化 (Assimilations) 1 同化の原則 2 同化の種類 3 異化(Dissimilation) 第15章 英語音化 (Anglicization) 1 子音 2 母音 3 子音連結 4 強勢 5 綴字発音(spelling pronunciation) 第16章 英語の綴りと発音の関係 (English Spelling and its relation to Pronunciation) 2 母音 3 強勢 第17章 各種英語 (Varieties of English) 1 アメリカ英語(American Variety)(2億1361人) 2 カナダ英語(CanadiaN Variety) 2283万人 3 イギリス英語(British Variety) 5596万人 4 オーストラリア英語(AustraliaN Variety)1350万人 ニュージーランド英語(New Zealand Variety)309万人 5 南アジア英語(South AsiaN Variety) インド5億9810人、パキスタン、スリランカ他 6 アフリカ英語(AfricaN Variety) 7 カリブ海地域英語 さらに進んだ研究のために [出版社からのコメント] 外国に旅行に行く度に、もっと英語をやっておけば良かったと思う方も少なくないかも知れません。好むと好まざるとにかかわらず、私たちは、もはや世界の公用語となりつつある英語と付き合っていかなければならない時代を生きています。本書を通じて、日本人としてどの様に英語を学んでいくのか、そのヒントを多くの方に掴んでいただければ嬉しく思います。 【著者紹介】 浜島敏(はまじま・びん)

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