日本経済に未来はあるか──為替、GDP、国債、数字データから日本の縮図を見る
(著) 赤池正剛
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[商品について]
―日本は再び出稼ぎ労働の国へと転落するのか―
通貨の価値は借金の分だけ薄められて低下し、GDP経済成長によって高まる。利子率が経済成長率よりも高くなると、国家財政は不安定化し破綻へと導かれる。従って通貨の価値は借金残高とGDPに大きな影響を受け、変動相場制の中で各国の為替レートは連日刻々変動することになる。米国ドルに対して円の価値が低下する現象が続いている近年の日本の現状を見ると、国債発行で調達した資金でGDP経済成長を持続するこれまでの手法には限界が来ていると感じざるを得ないーードル円の為替変動の要因を公表データを基に定量的に観察し、人口・国債・所得など様々な要因を検討しながら日本経済の現状と未来を展望した新機軸の日本経済論。
[目次]
まえがき
1章 ドル円為替の推移(日本の借金残高/GDPの比較から)
(1)ドル円に大きな影響を及ぼす日本の借金残高及びGDP
(2)日本の借金残高及びGDPの観点からのドル円の推移
2章 日本の人口減少について
(1)出生数
(2)人口の減少数
3章 日本のGDPの推移
(1)1980年から2020年までの名目GDP統計の推移
4章 日本の特例国債及び借換債の増加
(1)日本の税収と新規国債発行額
(2)借換国債の増加
5章 労働生産人口の減少に伴うドル円(為替)の推移の推測
6章 公務員と民間企業の給与の格差
(1)民間の活力の必要性
(2)日本だけ平和の配当を得た時代の終焉
7章 ドル円為替に大きな影響を及ぼすGDP
8章 コロナ禍後の世界的な高金利時代へ
著者略歴
[担当からのコメント]
新興国が目覚ましい経済成長を遂げるということは日本にとって何を意味するのかということが、本書では通貨の価値という視点で分かりやすく説明されています。難しい経済書は苦手という方にもお薦めしたい一書です。
[著者略歴]
赤池 正剛(あかいけ・まさたけ)
1980年 東京大学工学系大学院精密機械工学専攻博士課程修了
工学博士 学位授与
1982年 東京大学工学部精密機械工学科助手
1982年 マックスプランク研究所の招待研究を受け、国家公務員(東京大学工学部)を休職、渡独しマックスプランク研究所(在Stuttgart)で招待研究に従事、研究成果を下記論文で発表
M. AKAIKE, H.HUNAKUBO, G.PETZOW, M.RÜHLE
Precision Machinery Medical Engineering and
Mechoptoelectronics. ,Vol. 1, No. 3 (1985)
1983年 キャノン(株)中央研究所勤務 圧電体を用いたインクジェット・マスクレス用電子線偏向器の各接合部の基礎的研究
2005年 東京大学先端科学技術研究センター、リサーチフェロー「新規Pt触媒ギ酸装置でCu酸化膜から超微粒子を生成」の新規機器装置開発・基礎研究・特許出願・必修科目の学生実験の担当・大学院生の実験の指導等
2025年IMSI(Institute for Advanced Micro- System Integration)研究員(勤務地 明星大学)、応用研究に従事
学会発表論文 24編(学会誌掲載、口頭発表・連名含)
紙出版書籍「直接接合の基礎とその応用」(東京図書出版)p.280
電子出版書籍「直接接合の基礎とその応用」(22世紀アート出版) p.280
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特許関係 国内特許(JP) 出願件数 144件 (連名含)
特許登録件数 32件(連名含)
外国特許 米国特許(USP)件数 20件
ヨーロッパ特許(EP)件数 14件
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