旅色の風景:布下正宏 俳句・スケッチ作品集
(著) 布下正宏
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【2018年に発刊された『句画集 蒼い岬:旅の果てに』の改訂版です】
ー生きた証が、句となり絵となるー
黄昏に溶け込みたるや赤蜻蛉
吾児抱けば実に頼りなき牡丹かな
蝉ひとつ古刹に心澄み透る
ハングルの街に馴染めぬ秋暑し
(本文より)
人生の傍らには、いつも俳句と絵があった。大学入学、東京オリンピック、アポロ8号打上げ、結婚、我が子の誕生、そして数多くの旅の記憶……。自らの生き様と心の遍歴を鮮やかに詠み、描いた追憶の句画集。
[担当からのコメント]
何気ない瞬間から忘れられない思い出まで、その時々の風景と心情を作品に閉じ込めた一書。そんな本作には、味わい深い俳句とスケッチを豊富に掲載していますので、普段から俳句に触れているという方はぜひスケッチに、また絵を見るのが好きだという方は俳句に注目して、新たな発見や感動を味わってみてください。
[著者プロフィール]
布下 正宏(ぬのした まさひろ)
昭和17年、岡山県生まれ。
大阪大学大学院基礎工学研究科を修了と同時に三菱電機へ入社。
京都製作所、中央研究所、東京本社、材料デバイス研究所、先端技術総合研究所において、30年間に亘り光通信用光部品、液晶ディスプレイ、赤外イメージセンサ、超々LSIなどの研究開発と事業化に従事し、工学博士取得。
55歳で退職。
平成10年に新設の奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科の教授に就任し、10年間フォトニックデバイス物理の教育・研究を推進、および評議員、副研究科長として大学の法人化/経営に尽力。
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