教育流和楽器・邦楽入門
(著) 茅原芳男
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[商品について]
―和の音を楽しむ教育へのヒント―
伝統・文化に裏打ちされた「日本の音」は、我が国の音楽教育で不可欠な「わらべうた」を出発点とする教育の主柱として各国の音素材・音楽と等価値であり、子もり歌から声明まで日本人の生涯に密着した音楽として社会と連動しながら、創造的な音楽教育の源泉ともなるべきものである。 本書は、音楽教師として長く教育に携わってきた著者が、和楽器・邦楽の音楽教育について、その用語から指導方法、鑑賞、和楽器の活用にいたるまで、40年にわたる現場での指導と研鑽に基づいて、実践のためのヒントをまとめた作品である。 「わかる・できる・楽しめる」授業を目指す指導法は、音楽教育に携わる方はもちろん、音楽教師を目指す方や邦楽・文化関係の方々にとっても示唆に富む内容となっている。
[目次]
本書の発刊に寄せて
はじめに
第Ⅰ章 全般についてのヒント
第1部 和楽器・邦楽についてのヒント
第2部 指導の基本的立場についてのヒント
第3部 指導の目標・内容と評価についてのヒント
第4部 教材選択と時間配当についてのヒント
第Ⅱ章 領域別・和楽器活用のヒント
第1部 歌 唱
第2部 器楽(箏・三味線・篠笛・尺八・太鼓)
第3部 創作 和洋共通の旋律づくり
第4部 鑑賞
第Ⅲ章 課題と用語についてのヒント
第1部 今後の課題
第2部 用語
おわりに
参考文献
プロフィール
[出版社からのコメント]
音楽は、どの民族にとっても古くから存在する文化の重要な構成要素であるように思います。日本にも、長い歴史のなかで伝えられてきた旋律やリズムがあり、そうしたものは言葉とは異なる形で私たちの中の文化を育んでいるのかも知れません。近年では子供たちが歌いながら遊ぶ姿を目にすることも少なくなりましたが、私たちの生活の中に未だ多く残されている和の音について、本書を通じて多くの方が目を向けるきっかけを持っていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
茅原芳男
○昭和4 新潟市出身。
○新潟第一師範学校、法政大学経済学部(通信教育)、武蔵野音楽大学短期大学部二部。
○昭和24~61
新潟市の中学校、東京都の小学校で音楽教師。
○昭和56~平成4
子ども邦楽合奏団の活動。ISME(国際音楽教育会議)TV「題名のない音楽会」他で演奏。
○昭和63~平成18
邦楽教育を推進する会・特定非営利活動(NPO)法人邦楽教育振興会を設立、活動。
・目的 「和楽器の活用」を学習指導要領に明記すること。後年、実現。
○受賞
・文部大臣賞…日本の音楽の鑑賞指導(小学校)/(財)音楽鑑賞教育振興会 昭和48。
・読売教育賞…和楽器による表現指導/読売新聞社 昭和48。
・優 秀 賞…ゼロから出発ウィーンへ(邦楽合奏団4年間の記録)/邦楽社 昭和60。
・久留島武彦文化賞…東京子ども邦楽合奏団の活動/(財)日本青少年文化センター 平成2。
・博報賞 伝統文化教育部門/(財)博報児童文化振興財団 平成9。
○恩師(故人)
山田正與(p)、早川清一(V)、戸山勝恵(箏)、広門貞男(尺八)の各氏。
・所属 伶風会(尺八)、芸名 伶昇。
○著作物
① やさしく学べる箏入門 全音楽譜出版社
② 「“箏”授業もはじける調弦法」 家庭音楽会
③ 「国境のない和楽器譜!?」 家庭音楽会
④ 「なつかしいわらべうた編」(縦譜) 家庭音楽会
⑤ 長唄「小鍛冶」の旋律による小曲“鍛冶の合方” 家庭音楽会
⑥ 「教育流邦楽狂師の生活1~3」(株)22世紀アート
1 子どもたちにこそ、日本の音が必要だ /2 子ども邦楽合奏団始末記 / 3 和楽器を義務教育に!全国的運動展開へ
⑦ 他の編曲作品…マザーアース(株)・tel:03-3455-6881
・「いい箏(こと)しよう箏(そう)しよう 第1集」箏二部合奏曲集 五線譜版
・「いい箏(こと)しよう箏(そう)しよう 第2集」箏二部合奏曲集 五線譜版
・和洋楽器による「八木節」合奏曲 パート譜付き リコーダー(S.A)、打楽器、箏2部他
・「春の海」合奏曲 パート譜付き リコーダー(S.A)、箏2部、ピアノ
・「なつかしいわらべうた編」和楽器入門曲集 箏・篠笛・尺八・三味線・17弦
・「ふるさとめぐり」二部合唱と箏群
・箏2部合奏 長唄「越後獅子」より
・「ミソラとシミラde三味線入門」 開放弦から始める曲集
・長唄「越後獅子」の旋律~抜粋~による小曲 箏2部、三味線、十七弦
・長唄「小鍛冶」の旋律~鍛冶の合方~による小曲 箏2部、三味線、十七弦
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