教えと学びの中を生きてきた:ある教師の37年の歩み

(著) 淺岡修一

Amazon

作品詳細

[商品について]
―この道を共に歩み、この道から歩んでいった全ての人に贈る―
本書は、長く教師として教育に携わってきた著者が、昭和39年4月に中学校に赴任して以来、9つの中学校、11のクラスで学級担任を受け持った37年間の日々を振り返りまとめた記録に、自らの身辺雑録を併せた自分史である。 思い出の中にしか存在しなくなった人や風景、そして今も出会うことができる人や風景への限りない感謝と深い敬慕の情を込めてお届けする。

[目次]
はじめに
組合立戸倉上山田中学校(昭和39.4.1~昭和41.3.31)
1. 『道』(初めての学級で話したこと)
2.新潟の散歩道
3.2年2組の授業
4.姨捨山と月
5.笑いを忘れずに
6.1年を振り返る
大岡村立大岡中学校(昭和41.4.1~昭和44.3.31)
1.川柳信濃者
2.全員が泊まる、献身的な任地-教育雑感-
3.卒業生の皆さんへ送る
松本市立清水中学校(昭和44.4.1~昭和48.3.31)
1.新任職員として
2.編集後記
3.読書を考える
4.編集後記
5.行く道
6.編集後記
7.中学生の読書
8.古都の文学散歩-唐招提寺を中心にして-
9.不得意教科の征服を目指そう-夏休みの学習-
10.《戲文》清中の1972年
-於穂根弁財天に捧げる忘年会祝詞-
長野市立櫻ケ岡中学校(昭和48.4.1~昭和54.3.31)
1.家庭における父親のあり方をめぐって
2.気安く話せるクラス-1年3組 クラスの窓-
3.詩二編
4.国語科教科担任が見た学習状況と今後の在り方
5.私たちのクラス-2年3組 クラスの窓-
6.故郷
7.3年が過ぎて-3年3組 クラスの窓-
8.笑いの効用-卒業生に送ることば-
9.ひとつの歌碑との出会い
10.中学一年生としての学習-家庭学習を中心にして-
11.明るいクラス-クラスの窓-
12.Nさんに学ぶ
13.楽しいクラス-クラスの窓-
14.呑風先生に学ぶ
15.長続きする友情を-クラスの窓-
16.「すなおさ」ということ
17.教室の窓から
18.出会い
須坂市立相森中学校(昭和44.4.1~昭和59.3.31)
1.新鮮な目で-相中に赴任して-
2.信州の狂歌-文化・文政期を中心にして-
《上高井教育会第1回研究発表会》-
3.書くことによって考える-1年6組学級だより-
4.薬師寺にて
5.武史へ-お母さんを偲んで-
6.東京の空の下で
7.内留報告抄
8.実りある3年間にしよう-この出会いを大切に-
9.きまりよい学年末休みを
10.中学校における古典指導-川柳を中心にして-
高山村立高山中学校(昭和59.4.1~平成3.3.31)
1.高山中学校に赴任して
2.充実した日々を過ごすために-最後の夏休み-
3.作品研究のむずかしさ-国語教育学会研修会から-
4.規則的な生活を-進路の決定及び目標達成に向けて-
5.苦難を乗り越えて
6.O先生に学ぶ
7.ありがとう!みんな-クラスの窓(3年3組)-
8.健全な成長を願って
9.家族の一員として-こんな夏休みにしたい-
10.ある後悔
11.教室の中で-クラスの窓(1年2組)-
12.基礎を固めよう
13.人間性豊かな生徒の育成を願って
-「勤労生産学習」文部省研究推進校に指定される-
14.きまりよい冬休みにしよう
15.ひとつの出会い
16.思いつくままに-クラスの窓(2年2組)
17.中学校における勤労生産学習の在り方を求めて
-《県外視察記》富山県船見中・福井県東浦中の視察から-
18.今、この時-クラスの窓(3年2組)-
19.出会い
20.21世紀を生きるために
21.一歩一歩着実に~卒業生へ
22.出発に当たって
23.継続こそ力なれ-1学期の生活に学ぶ-
24.中学校における地域古典資料の発掘
-狂歌を中心にして-
25.中学生としての習慣づくり
26.新しい春に
27.流れゆく
28.Tさんに学ぶ
29.教室の窓から(その1)
30.2学年としての自覚をもって
31.進歩したことは何か
32.教室の窓から(その2)
33.二年の終わりに
34.自ら追究する国語学習-研究委員会中間報告-
35.「まなぶ」ということ
36.21世紀に生きるために
37.教室の窓から(その3)
38.門出に-「こころの世界」の充実を-
39.国語研究委員会-上高井教育会のあゆみ-
40.同好会-上高井教育会のあゆみ-
須坂市立墨坂中学校(平成3.4.1~平成6.3.31)
1.上高井国語教育学会~支部だより~
2.墨坂中学校十大ニュース(平成3年度)
3.今、できることは
4.福島のわたり-『膝栗毛』より-《郷土の文学(1)》
5.校舎がなくなっても
6.国語研究委員会-平成3年度教育会のあゆみ-
7.文学同好会-平成3年度教育会のあゆみ-
8.明治期の俳人《郷土の文学(2)》
9.求める
10.国語研究委員会-平成4年度研究委員会のあゆみ-
11.上高井国語教育学会~支部だより~
12.アララギ派歌人《郷土の文学(3)》
13.段取り八分
須坂市立常盤中学校(平成6.4.1~平成10.3.31)
1.大和薬師寺
2.大笹街道
3.25年振りの昼登山
4.羽生田敏校長先生お送りのことば
5.アララギ派歌人 中沢松雄-郷土の文芸(1)-
6.西澤享良校長先生お迎えのことば
7.キャンプ場への道-思い出深い三日間-
8.燕山荘への道-梅雨の晴れ間の登山-
9.同好会活性化のために
10.平成七年を送る-1年生の姿から-
11.児童文学者 羽生田敏先生-郷土の文芸(2)-
12.奈良公園雑感
13.同好会活性化のために-昭和初期の活動に学ぶ-
14.『字のないはがき』-平成8年度 PTA読書会資料-
15.年忘れの会
16.求める-三澤喜美雄先生に学ぶ-
17.川柳作家 西貝篤-郷土の文芸(3)-
18.法隆寺西院雑感
19.平和学習の学習会
20.「広島」の祈り
21.Iさんに学ぶ
22.俳人 栗生純夫-郷土の文芸(4)-
23.まえがき
身辺雑録〈1〉(平成3年度)
身辺雑録〈2〉(平成4年度)
身辺雑録〈3〉(平成五年度)
身辺雑録〈4〉(平成六年度)
身辺雑録〈5〉(平成七年)
身辺雑録〈6〉《平成8年》
身辺雑録〈7〉《平成九年》
父母との年月
(1)義父母との年月(平成4.8『義父母金婚式記念文集』)
(2)父母の八十二年
(3)思い出の中の父
(4)思い出の中の義父
(5)思い出の中の母
(6)父母の俳句(抄)
(7)父の俳句(俳句誌『岳』掲載句より)
教職生活の概要・お世詰になった先生方
論文目録《昭和49.6 ~平成13.6》
『信濃の狂歌』総目次 第1回~第130回《昭和59.6~平成10.10》
『飯島花月の狂歌』総目次 第1回~第13回《平成11.9~平成13.7》
川柳句抄
論文批評
おわりに
著者略歴

[出版社からのコメント]
教育が人の心に種を植えるようなものであるとすれば、その種が時を経て立派な花を咲かせたとき、教育者にとってはかけがえのない喜びとなるのだろうと思います。本書の中で一人の教育者がどの様な種をまいたのか、そしてその種は今の世にどの様な花を咲かせるのか、思いを巡らせながら読んでいただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
淺岡 修一(あさおか・しゅういち)

昭和16年(1941)5月、長野県小布施町生まれ。
新潟大学教育学部卒業後、長野県義務教育学校教員。
平成13年(2001)3月、山ノ内中学校長退職。その後、小布施町教育長、長野県町村教育長会会長、高井鴻山記念館館長、北斎館理事・研究員、長野県退職校長会副会長、等を歴任。現在、日本近世文学会会員、長野県退職校長会監事、長野県文化財保護協会理事。

新刊情報

       

22世紀アート
オフィシャルコーポレートサイト

百折不撓