投馬国は地名で分かる: 邪馬台国へ到る古代の国を追う
(著) 福田正三郎
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[商品について]
―地名が記憶する古代史の姿とは―
『魏志倭人伝』にも記される投馬国は、邪馬台国の所在地との関連で語られることが多い。
本書は、その投馬国の所在を、現在に残る地名から歴史をさかのぼって検証し、強力な権力集団の存在が推定される長崎県の遠目近隣を投馬国として比定を試みた作品である。
邪馬台国に辿り着く新たなアプローチとして、古代史や日本の成り立ちに関心を持つすべての方にお届けしたい内容となっている。
「目次]
はじめに
第一章 地名は土地の状況標示が基本
第二章 遠目を投馬と比定するまでの経緯
第三章 投馬国理解のための縄文・弥生の遺跡
第四章 神話と国の成り立ち
第五章 渡来人とは
第六章 多良山系の三郡支配は紀元前から中世にかけて国づくりの中心
第七章 遠目高地の権力支配を証すもの
第八章 遠目高地の重要地名と遺物
第九章 遠目周辺地区の重要地名
第十章 先住民と渡来氏族との融合
第十一章 投馬国想定の範囲
第十二章 先住民地名と思われる地名
第十三章 渡来系地名と思われる地名
第十四章 地名の分類
第十五章 彼杵郡の地名考察
第十六章 高来郡の地名考察
第十七章 藤津郡の地名考察
第十八章 『肥前国風土記』にある「新分駅」はどこか
第十九章 『魏志倭人伝』の解釈
第二十章 古代を理解するための年表
(『日本の歴史』『全国遺跡地図』より)
おわりに
参考図書及び文献
著者略歴
[出版社からのコメント]
古くから残る地名は、時代の記憶が刻まれているという点で、歴史のタイムカプセルの様な存在ということができる様に思います。そのカプセルを一つひとつ開けながら検証する本書は、遺跡や遺物とは違った歴史の楽しみを味わうことができる作品です。邪馬台国へと至る道を多くの方に楽しんでいただければ嬉しく思います。
【著者プロフィール】
福田 正三郎(ふくだ・しょうざぶろう)
昭和6年1月大村市生まれ
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