技術を取得しましょう:永年働ける仕事の為に

(著) 幸田恒弘

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作品詳細

[商品について]
―「技」に近道はない―
手順書があれば仕事ができる、それは作業者であってプロではない。良い仕事をするには「技」が必要であり、師や先輩の背中から学び、経験し、努力を続けることで初めて「技」が身につく。しかし、かつて先人たちが継承し磨き上げてきた職人の技は、努力や忍耐、勤勉といったものを美徳と思わなくなった風潮の中で、脇に追いやられている。
本書は、表具師として長年後進の育成にあたってきた著者が、日本人の「モノづくりの心」を後世に伝えるべく綴られた作品である。
表具師に限らず、どの様な職種であっても本物の仕事をするために求められる技と心、その精神の一端を本書を通じて感じていただきたい。

「目次]
はじめに
モノづくりの心 第1話
私は、運転手
フスマについて
フスマの貼替について
プロとアマ(何でも屋と自称する者)との違い
あるプロの職人さんの話
編集後記
モノづくりの心 第2話
初めての雪道とチェーン掛け
フスマの話 続編1
技を忘れた職人さん
若い人は夢を持ちなさい
モノづくりの心 第3話
付加価値を忘れた職人さん
壁クロスの話
ビニールクロス
編集後記
モノづくりの心 第4話
最初に覚える仕事は、本物の仕事である事
モルタノン工法の由来
規律について
民主主義と自由主義
モノづくりの心 第5話
打放し面 クロス貼り工法(モルタノンエ法)施工 1
打放し面 クロス貼り工法(モルタノン工法)施工 2
躾と放任
後書き

[出版社からのコメント]
新人は先ずはマナーから、というのが昔の職場の教育でしたが、時代が移り変わった今、その様な教育方法は時代遅れになったと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、通信技術が進歩し、仕事のやり方が変わっても、ものを作る現場で大事なことは変わらないだろうと思います。本書で語られる一つひとつはシンプルなことですが、それを体現するのは簡単なことではありません。奥深くゴールもない職人の世界を通じて、多くの方にモノづくりの心を学んでいただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
幸田 恒弘(こうだ・つねひろ)

1936年4月6日 生 広島市
1935年8月6日 原爆を被災 軽傷
1956年3月   広島市立工業高校 定時制 卒業
1956年6月   航空自衛隊 8期公募空士 入隊
1963年10月  竹遷堂 入社 広島市
1986年8月  (有)コウダ 創立 広島市

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