慈悲をもって福祉となすーー近代社会事業の先駆者・平岩幸吉
(著) 石崎常藏
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―福祉の心を体現した知られざる有徳の士の生涯―
江戸・日本橋の裕福な米穀問屋の長男として生まれ、下野実業学校で塾主の久松義典に師事して民間人による「窮民救護」の意義と方法を学んだた平岩幸吉は、栃木における近代的な社会事業の先駆者として知られる。本書では、個人では限界のある慈善救済を組織で行うために尽力し、婦人協会や養老院など栃木の社会福祉に大きく貢献した氏の功績を、柴田博陽や本郷定次郎など縁の深い人々の略歴と合わせまとめた近代福祉の人・平岩幸吉伝。
[目次]
発刊にあたり 没後110年記念 平岩幸吉とその時代
はじめに
略伝 平岩 幸吉
栃木婦人協会について
1 設立趣旨
2 発起者(いろは順)
3 栃木婦人協会 規則
伝えたいふるさとの100話
18 栃木県(栃木市(とちぎし)) 慈悲(じひ)の心を学んだボランティア活動の父
別記1 桜井 源四郎
柴田博陽の「栃木人物評論」より 新旧の町長!
別記2 本郷 定次郎
別記3 久松 義典
窮境の得意!
別記4 柴田 博陽
別記5 片岡 武
別記6 渋澤 栄一
あとがき
著者プロフィール
[担当からのコメント]
福祉がビジネスとして成り立つ現代の日本を見ていると、福祉の本質とは何だろうかと思うことがあります。本書で紹介されている平岩幸吉の人生は、私たちを改めて福祉の原点へと誘っているように感じます。ぜひご一読ください。
[著者プロフィール]
石崎常藏
昭和16年7月20日 下都賀郡大宮村平柳に生まれる。
(大宮村は昭和29年9月30日栃木市に合併された)
栃木商業高校を卒業し、明治大学商学部商学科に進み昭和39年足利銀行に入行。
28年間勤務し、茨城県内の支店長を最後に50歳の時に同行を中途退職し、不動産業を開業した。
平成22年 不動産業の経営を長男・次男に移譲し、その後経営の後見をしつつ地域のため社会貢献活動を行なっている。
平成26年3月25日 先代「常藏」の命日に、文化7年(1810)より続く5代目「常蔵」を継承した。(功一 名を改め襲名をした)
■令和2年5月現在
主な役職一覧
石崎総業有限会社 代表取締役会長・株式会社シーエスサービス 取締役会長・更生保護法人 栃木明徳会 理事長・「平岩幸吉翁」顕彰会 会長・真言宗豊山派東醍醐山如意輪寺 責任役員・栃木市平柳第一自治会 会長・星宮神社 責任役員(平柳町)・県立栃木商業高校同窓会 会長・明治大学校友会 栃木地域支部長・栃木県防衛協会 栃木支部長
今までの著書
「石崎常藏」(四代にわたる歴史を記す)平成9年6月2日発行
「栃木明徳会100年記念誌」平成21年4月発行(編集委員長)
「平岩幸吉のあしあと」平成21年4月発行
「平岩幸吉のあしあと」改訂版 平成25年7月17日発行
「栃木町の金融変遷史」平成26年7月20日発行
「栃木人」平成29年4月1日発行
「栃木明徳会 創立110周年記念誌」平成30年2月5日発行(編集)
「栃木の偉人、古澤丈作」令和2年2月1日発行
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